第210話 それもいいかも知れませんね~ 🧂
ぼんやりテレビドラマを観ていて、登場人物が呟く言葉に衝撃を受けることがあります。そのひとつが「それもいいかも知れませんね~」という社交辞令めいた台詞。相手と意見が異なるときの方便としてつかえそうですが、少し視座を変えてみれば、案外、ベクトルを迷っているときの自分自身のナビゲーターになってくれそうです。
ひとつことにとらわれていると、それを失うデメリットばかり思い浮かびますが、なにかを失うことは別のなにかを得ることかも知れず、いいえ、そうにちがいない、思い詰めがちなヨウコさんにそう気づかせてくれました。やはり、あれですよね~、すぐれた脚本には、さりげなく光るものが随所にちりばめられていますよね。(*'▽')
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ここしばらく拙連載のひとつである『Haiku物語 🍃』について迷っていました。三年半前にスタートさせたときと千二百話越えのいまではスタンスが大きく変容していまして、既話はむろんのこと、昨夏以来の主流になりつつある連作との重複が気にかかったりして、このままのかたちで継続していいかどうか考えあぐねていました。
思いきって完結 or 休載をするのが一番いいと分かってはいたのですが、せっかく積み上げて来た歳月まで無に帰するような気がして決断がつきませんでした。でも、その台詞を聴いて、ぽんと朗らかに悟ったのです、空白期間もいいかも知れないね。で、ひとまず距離を置き、客観的な目で眺めてのちに最終的な決断をくだすことに。
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それとはまったく別の話ですが、ときどき過去作にお目を留めてくださるユーザーさんが何人かいてくださいます。通知をいただくと、タイトルに覚えはあっても自分でもなにを書いたのか思い出せず、あらためて読み直してみて「このころこんなことを考えていたんだね」新鮮な発見が……。上記もふくめ、読者さまに深く感謝感謝。
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