第178話 史実なるもの/執筆スタンス 🩴
長いおつきあいで、長編の更新を楽しみにしている歴史小説作家さんのコメントにはっと衝撃&感銘を受けたヨウコさん。歴史上の人物を主人公に据え書き進めるうちに知らず知らず史実(勝者に都合よく歪曲されたかも知れない歴史)なるものにとらわれがちな、硬い頭の自分に気づきますが、いっさい無視するのも一法なのだなと。
そういえば先ごろエンディングを迎えた大河ドラマも自分のなかの家康のイメージとは大きくかけ離れた部分も多かったし(かといって妙な腰つきの「海老すくい」に象徴されるエンタメ脚本を歓迎する気持ちにはなれませんが(^^;)、そもそも史実がマガイモノであるならば、それに添おうとすること自体が無駄な所業に思われます。
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思えば、新史料の発見で従来の常識が覆されることも珍しくないわけで、となると史実らしきものに添わなければならない必要性を探してウロウロしてしまうわけで。
で、あれ~、この時点で、あの人物はどういう立ち位置だったっけ? あちこち調べたり下書きを修正したりする、いままでの執筆スタンスを見直そうと思っています。
ただ、ここに問題がひとつ。たとえマガイモノにせよ骨子になるものがないと構成において相当な力が問われることになりまして、ヨウコさんの現状ではその点がなかなか難しいかな……で、苦しまぎれの折衷案として、史実らしきものを踏まえながらうまく興が載ってくればスルッと自由な路線へ逸れていくという感じでどうかなと。
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