第165話 アップサイクルのこと 🧩



 インテリアデザイナー・倉俣史朗さんの代表作『Miss Blanche(ミス・ブランチ』(透明なアクリルに深紅の薔薇の造花を閉じこめた椅子)が1988年に発表されたとき日本では完全無視されたが、絶望して挑んだフランスでの展示会で大絶賛されて世界の建築史にのこり、現代の先進的なデザイナーからも高評価されつづけている。


 そんな逸話を知ったとき、畏れ知らずのヨウコさんの脳裡に「アップサイクル」という言葉が浮かびました。建築家・安藤忠雄さんから「至上の美」と絶賛されるほどの著名人にもそういうときがあったんだね~。そういうとき、すなわち停滞する現状から大きく脱却するとき……。で、つぎのような僭越を考えたしだいです。(´-ω-`)



      🌹



「本来は捨てられるはずの製品に新たな価値を与えて再生する、『創造的再利用』とも呼ばれる」(Wikipedia)って、なにこれわたしのことじゃないのとヨウコさん。


 しかも「デザインやアイデアによって付加価値が与えられることで、ものとしての寿命が長くなることも期待できる」って、おお、アップサイクル、最高じゃ~ん!!


 いったんは廃棄の手順を踏むリサイクルとちがって、いまあるそのままのかたちでアップグレードするというのもいけてるよね~、マトリョーシカの同寸版みたいな。



      🎠



 もしかしたら最大のピンチだったあの節目で遂げていたかもね、アップサイクル。でなかったら、いまごろカクヨムさんライフを充実させていられなかったでしょう。


 え、自分で言うのはおこがましい? いいのいいの、自分をもっとも間近で見て、もっとも自分を知っているのは自分なんだから、認めるところは認めてあげようよ。




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