第154話 お節介オバサン約一名(笑) 🥳



 ヨウコさんにはどうやらおかしな癖があるらしいのです。それはたぶん生来のものではなく、みなさまのお世話をする役が過半だった仕事時代に培われたものらしく。


 身体のどこかに、宝の持ち腐れを見逃すことができない虫を飼っているみたいで。

 ひとたび目を覚ましたらヤッコサンの気の済むようにしてやるしかないみたいで。



      🐛



 たとえば文才。だれかの卓抜な文才を発見し、にも関わらず当の本人に自覚がない場合、「もしもし、そこのあなた、人生は短いのですよ。始めるのはいまですよ~」


 かくて自分もビギナーなのに(笑)強引に誘った俳句で、いまやヨウコさんを凌ぐ才を発揮し始めた例が直近にあるので、それに味をしめ、一歩コマを進めたもよう。


「もしもし、そこのあなた、エッセイや評論の才を小説に伸ばしてみませんか~」

その結果がどう出るかは半年後、一年後のお楽しみになります。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ




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