第138話 軌道に乗せるまで 🚃



 ずいぶん長いこと思案したり調査したりしていて、ようやくつぎの目標を数年後のアップに設定したヨウコさん、久しぶりに晴れやかな表情をとりもどしたようです。


 戦国期や江戸時代などまったき歴史ものはいいのですが、舞台が近代以降の場合、小説の基本として現代との連関がリアリティの鍵になることは想像に難くないゆえ、時空を結ぶナビゲーターをどういうキャラクターに設定するかが一番の悩みどころ。



      💿



 現代風の女子高生にしようか、二十歳の大学生にしようか、あるいはもう少し上の世代にしようか、いろいろ悩んで何回か試し書きしていみましたが、う~ん、どれもしっくりこない……その間、昼も夜も悩みつづけるので、心が晴れたことがなくて。


 六度目のチャレンジで、編集プロダクション勤務を経たフリーライター女性に設定してみましたら、これがなんとドンピシャリ!! 書いては消しだったプロローグもすっと決まり、久しぶりに晴れやかに。先は長いですが、楽しみながらまいります。




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