　積年の不祥事の発覚で社会問題の渦中にある芸能プロダクションの記者会見で披露された、女性実業家がかかりつけの心療内科医に言われたという「母親はライオンで娘のあなたはシマウマ。逃げるしかない」の比喩に大きな衝撃を受けたヨウコさん。

　というのも思い当たる節が大いにあるのです、仕方なく引き受けた貧乏会社の経営に追われるうちに鬣（たてがみ）を逆立てたライオンになっていなかったと言いきれない自分、会社第一の母親に異議を申し立てられない娘たちを追いこんではいなかったか……。

　認めたくなくてもなんとなく分かってはいたのですが、ああしてテレビではっきり言われると、やっぱりそうだったんだね～、身を隠す一木とてない草原でシマウマは逃げるしかなかったんだね、本来なら全身全霊で守ってくれるはずの存在から。💧

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　武田信玄は実父・信虎を隣国・駿河に放逐した親不孝の代表と言われていますが、長男・信玄より次男・信繁を極端に偏愛していた＆性残虐非道で罪もない領民を次々に惨殺した＆家臣からも世代交代を切望されていた……などの布石があってのこと。

　この場合も父をライオンに、息子をシマウマにたとえていいのか件の心療内科医に訊いてみたいものです。心療内科のアドバイスが全患者に当てはまるわけではなく、結局のところ、患者自身が各々の正解を探るしかないことも、経験則で承知ゆえに。

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　娘たちの言葉の断片（「おかあさんはなんでも自分で決めてしまうよね～」）や、成長して母親と異なる考え方をもつようになった子らに苛立つ感覚の自覚もあって、知らず知らず支配者になっていたかも知れないと思い始めたのはずいぶん前のこと。

　ですので、会社解散後の第一の目標をひそかに「社長病からの素早い脱却」として来ましたが、長年の習慣をどこまであらためられているかは自分では分かりません。

　先日、車で街中を走っているとき、元顧問弁護士の事務所のテナント募集の貼り紙に時間の流れを実感しました。それだけ自分も濾過されていたらいいなと。(*'ω'*)

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