ヴァンパイアの憂鬱2
浜田まひる
第1話
森の奥には古びた洋館がある。
私は山菜採りに来ていて道に迷ってしまい、その洋館の玄関のドアを開けて部屋の中へと入って行った。
そこには黒い棺が置いてあって棺の蓋を開けると、そこにはブラウンヘアーのワンレングスボブの少年が眠っていた。
肌は白くて血管が透けて見えそうな位に美しい顔立ちをしていた。
私は思わず彼の頬を手で触っていた。
彼は、ゆっくりと目を開けて、その美しいグリーンの瞳で私をジッと見つめて「人間のお客様か?」と言っていた。
私は体が固まって動けなくなっていた。
彼は起き上がり「僕はケイト君の名前は?」と聞いてきた。
私は「エマ15歳よ」と答えていた。
私はオレンジのロングヘアーのブラウンの瞳をした美少女だ。
彼は「それは良かった君は処女か?」と聞いてきた。
彼は「君は僕を好きなんだろう?」って自信満々に聞いてきた。
私は心臓がドキドキして余計に動けなくなっていた。
(この人に心の中を見透かされているみたいだ)と思っていた。
彼は「僕を好きならヴァンパイアにならない?」と聞いてきた。
私は彼に「ヴァンパイアって人間の生き血を吸う生き物?」って聞いていた。
彼は「好きなんでしょ?仲間にしてあげるよ」と言って私の首筋にキバを突き刺して私の血を少しだけ吸っていた。
でも全然怖くはなかった。
むしろ快楽を感じていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます