第9話 強面マンとオノマトぺ


ウチの強面マン、未来を語る時、オノマトペが増えます。


強面マン:「ダッシュボードの前に仮想空間があってやな、パンッて一つ選んだら、立体的な自分が動いて、座って、パンっと行ってピロッと開いて、プロジェクトがキュッと出てくるぐらい…が俺の完成系や」


パンッ、ピロッ、キュッ


スタッフを叱咤激励する時も、オノマトペが増えます。


強面マン:「ええか?ダーッとやって、バーッとやりなさい」

強面マン:「チャーッとやったら終わりや」


ダーッ、バーッ、チャーッ


このダーッ、バーッ、チャーッには、ただ勢いが表されているように見えて、実はいろんなフローが、一つの音に集約されていることがあります。


だから時々…


スタッフA:「ダーッって、何をどうしたらいい?」

スタッフB:「ん…これと、これをこうするっていうことかな?」


という風に、強面マンのオノマトペが何を指すのか考えてしまうこともあります(笑)


パンッ、ピロッ、キュッ、ダーッ、バーッ、チャーッ


なぜだか最近は、ちょっと減りましたが。


強面マンがオノマトペを発する時、頭の中では動きのあるキレイな映像が流れてるんやろな〜と思います。


こちらには見えないのが残念です(笑)


さあ!今日も、ダーッとやって、バーっとやって、チャーッと終わらせます!




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