エピローグ:2回目の春
蜂蜜のように甘い春
//SE めざまし時計の音
//SE めざまし時計を止める音
//SE 布団のこすれる音
//SE 布団を揺さぶる音
「んっ、…………なぁに?」
//SE 布団を揺さぶる音
「んん~~、いやぁ……。今日は眠いしお布団でもうちょっといるのぉ」
//SE 布団に入り込む音
「ん~~、いいのぉ。外ではこんなあたし見せられないし、やっとお家で甘えられる
「ん~~。甘えん坊? ……大丈夫だもん。外では見せないもん。お外は危険がいっぱいだし、気を張ってないといけないからねーー……
「いいからぁほらぁ……早くぅ」
//SE 布団に入り込む音
「それにさぁ、少しは甘えて女の子っぽくしないとさぁ……また浮気されちゃうしぃ……ふふっ」 /意地悪な表情で
「いいのぉ!! あたしが浮気って言ったら浮気なのぉ!! 鉢嶺の蜂蜜食べたんだから。……あたしの蜂蜜以外を食べたら浮気なのぉ!!」
「……ふふっ♪ あたしは嫉妬深いからな。あっ、スーパーで売ってる蜂蜜も食べたら浮気だからね?」
「大丈夫大丈夫。蜂蜜ならお家にいっぱいあるんだから♪ さっ、いいからもっとこっちに来なさい? ほらほらっ」
//SE 布団がこすれる音
「…………『ぎゅっ』てして」
「いいのぉ、寒いんだもんっ! それにお家の中くらいいつも出来ない甘え方したっていいじゃん……。ニホンミツバチさんだって巣の中ではこんな風に甘えてるはずだもんっ。いいからぁ、早くぅ♥」
//SE ぎゅっとハグする音
「…………ふぅ。うんうん♪ いい感じ、あったかい……」
//SE 布団のこすれる音
「ひゃあ! ……もうっ、いっつもそんなとこばっかり触るんだからぁ。そんなことばっかりするとおしりの針で刺しちゃうからね?」
「………………ふぅ」 /一息してリラックス
「今年の春も忙しくなるよ、きっと……」
「で、去年みたいに夏が来て、秋が来て、冬が来る」
「あ、そうだ! 今年の夏は海に行ってみようか?」
「え? 人混みは苦手だけど……頑張ってみる。あたしの水着姿も見たいだろ? あたし結構スタイルいいしね♪」
「もうっ、想像しちゃったの? ふふっ、こ~~ら♪ 夏までのお楽しみだぞ?」
「秋は忙しいだろうけど……冬は温泉に行くのもいいかもね」
「ふふっ、楽しみだね♪」
//SE キスの音
「これからニホンミツバチさんの蜂蜜よりもずっとずっと甘い甘ぁ~いことをいっぱいしようね♪」
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