寒い夏の夜 歌詞

摂氏七十度

寒い夏の夜

あの時はちょうど雨足が

去って間もない夜の日でした

使わないビニール傘を持った

貴方に会いました

部屋はどうしようもなく

蒸し暑いばかりでした

そこで映画を観ては

手を背中に合わせ抱き合いました

窓を開けては煩いからと

蒸し暑い部屋でした


その日は窓辺の陰で

寝そべって膝を抱えて

窓は開いていました

その日は窓辺の陰で

映画をつけて

窓は開いていました


中頃に近づく時に

貴方は少し冷たくなりました

暑いわねと言葉を残し

真夜中に消えました

映画の結末を見る前に

貴方は行ってしまうのでした

夏至の日々が近づく度に

陰が減っては伸びるばかりで

窓に貴方が少し写って

背中を合わせて寝てました


その日は窓辺の陰で

寝そべって膝を抱えて

窓は開いていました

貴方が行った夏至の日は

とても寒い夜でした

その日は窓辺の陰で

寝そべってそして膝を使って

貴方のビニール傘を抱いて泣きました


その日は冷たい陰で

映画をつけて

窓は開いていました

貴方がいた夜だから

月が遠のいて見えました

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寒い夏の夜 歌詞 摂氏七十度 @kawaq

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