第18話 ミニ四駆情報誌

ミニ四駆情報誌が、三葉の指定日時に届き。


「さて、最近の改造は、何が、流行っていて、入門者向けの改造は、何々、

リヤアンカーとピボットバンパーとボディ提灯とATバンパーとリヤキャッチャーダンパーと今流行のMSフレキの作り方が載っているね~

しかも、本の最後の方には、トップ選手による、セクション別のセットアップの論理ロジックが載っているね~」


三葉が、愛犬の散歩から、帰宅して、母から、宅配の荷物を受け取り。

拝読していると。


「お姉ちゃん、何を読んでいるの?」


道流が、三葉の元にやって来た。


「超速チューンナップ入門【最新版】だよ」


「その本って、確か、ミニ四駆関係の本だよね?

復帰するの?」


道流は、姉である三葉と一緒にミニ四駆を楽しんでいた時期が有った。


「一応、そのつもりだよ、あの時は、年齢制限があったけど、今は、その年齢制限は、クラス別になって、参加上限年齢は、撤廃されたのよ」


「そう言えば、私が、引退した、数ヶ月後にオープンクラスが設立されたって、

ネットの騒がれていたような、確か」


道流は、うろ覚えの記憶を思い出していた。


「うん、そうだよ、今のミニ四駆は、当時よりも、改造の仕方が広がって、

無限になったのよ」


三葉は、道流にそう言うと


「へぇ~そうなんだ、なんだか、面白度が上がったみたいなんだね、

私も、久々にやってみようかなぁ~?」


「何時でも、相手になるよ、今度も、あたしが、いつも通り、勝たせて貰うけど、

あっ、間違えた、連勝記録の更新だ、悪いね」


「ムカッと、来たよ、絶対に勝つ、引退試合の、あの屈辱を晴らしてやる」


道流が、何故、ここまで、腹を立てているかというと、

話は、三葉が中学と道流が小学生の頃に遡る

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る