005:予想外な凶敵

イヴリンさんと別れて暫く経つ。

少しの距離と言っていたハズの森はしかし中々に距離があったようで、もはや俺たちの貰ったクッキー非常食は尽きようとしており、その袋を堅く護る獣の如きリースとの醜い闘いが今にも繰り広げられようとしていた。


「 二人とも警戒して、ここから【ワンガルド】達が言ってた危険域に入るみたいよ。って、なんだ二人とも準備万端じゃない、ちょっと見直したわ。これもイヴリンさんのクッキーのおかげかしら? 」


すぐにでも全力で力を発揮出来るであろう闘志をむき出しにしているリース。そして内に巡る【气流力りゅうりょく】を最大速度で循環し、感覚に超強化を施したオレを目にルイスはその大きな胸を撫で下ろした。


彼女は気付いていないのだ、俺たちはクッキーの為に本気になっているのだと……


そんな俺たちの事情など知らんとばかりに、ルイスはリースバカの手から袋を奪い取ると最後のクッキー非常食をなんの躊躇いもなく口に放り込んだ。


「 うん、美味し〜い。ホント団長さんのお菓子は最高ね 」


能天気にも甘美の余韻を楽しむルイスに飛び掛かろうとするリークバカの挙動を感覚が予知。すぐさま奴の耳元で言葉を囁く。


「 息子の命が惜しくないのか? 」

「 !!!? 」


そして気がつく、自らが男として護らなければならないかけがえのない息子の真下にセットされた俺のゴールデンシュート。少しでも間違いが起こればそれはすぐさま飛翔しリースは誇りあるシンボルを失う事になるだろう。


「 ……何故だ、カイル。お前だって悔しいハズだろう。の非常食をアイツは!! 」


苦虫を噛み締めたような、苦痛の籠った小言が吐かれるがその肩に優しく手を乗せる。


「 そう、の非常食だ、だろ? 」


野郎二人して、熱くなりすぎたんだ。

俺たちはチームだ、ルイスにもクッキーを食べる権利はある。


「 ………どうしたの? 」


必死に涙を噛み締め耐えるリースに、悟りを開いたかのように穏やかな笑みを浮かべる俺を目に当然の疑問を浮かべているが、気にする事はない。お前が知る必要はないんだ。


俺は出来る限りの優しい笑みを浮かべた。


「 いや、なんでもないさ。さぁ、行こうか? 」


爽やかに言葉を口にする。すぐさま返ってきた「きもっ」という暴言は聞かなかった事にしてやろう。

そして改めて眼前の危険域。その森に足を踏み入れ、警戒を強めた。

ここまでの道案内をしていた【ワンガルド】達はその入り口で待機している。後は俺たちの仕事次第って事だ。


「 ルイス、この森と対話して標的の場所とかって特定出来るか? 」


ここからは真面目にやる。指示に「やってみる」と返答しルイスは再び草花が生い茂る地面へ膝をつき、片手を這わす。しかし今回は、以前のように時間を掛けることもなく「きゃっ」という驚愕を上げながら、すぐさまその場から立ち上がった。


「 どうしたルイス!?大丈夫か? 」

「 ……この森が、凄く怒ってる。お相手さん、よほど好き勝手暴れ回ったみたいね 」

「 とんだ暴れ馬って事か、上等だぜッ! 」


俺やリースには感じられないが、この森の怒りを直接知ったからだろう、冷や汗を流す彼女だが、その力自体は無事にようで黄金の眼をそのままに道を示す。

しかし、陣形は先程のモノとは別だ。

先頭にリース、その後ろに俺。そして最後尾はルイス。


この陣形こそが、俺たちのパーティーが最も力を引き出せる構成であった。


「 にしても、確かにこれは酷いな…… 」


視界に映る荒れ果てた森を目に呟きが漏れる。


木々は無差別にへし折られ、友好的な魔物やそれと共存する動植物たちの、惨く喰い散らかされた亡骸は山を作り、そこには無数の蝿がたかっている。

悪臭に次ぐ悪臭。腐食が始まった肉から漂う生暖かく蒸れた臭気は一帯にとめどなく漂い続けていた。


しかし、抉ぐれ砕けた亡骸の中には【ワンガルド】と同等、或いはそれ以上の危険度ランクが貼られた魔物らしいものもあり、これから対峙しようとするその個体が如何に強大かを理解するには十分であった。


力の循環により鋭くなった嗅覚が吸い込むその臭気に耐えられず、思わず【气流力りゅうりょく】の使用を止める。


「 一応だけどさ、これから闘おうとしてる魔物と対話とかって、出来たりするか? 」


そんな俺の問いにルイスは、間を置かずして残念そうに首を横へと振った。


「 無理ね。『奴と対話するくらいな力は貸さない』ってのがこの森の言葉だし、なによりこういったのがすんなり話を聞いてくれた事なんてなかったでしょ? 」


まぁ、そうなるよな。

これまで3人で数々の魔物と闘ってきたが、こういった周りを無差別に破壊するような個体が友好的であった試しはない。


しかし、この環境はあまり良いものではない。


仲間達は『極めている』等と良く言ってくれてはいるが、俺は【气流力りゅうりょく】を使う者としてはまだまだ半人前だ。それは自分が一番理解している。


力の持続時間もそこまで長くないし、なにより『必要な感覚だけに气流力りゅうりょくを流す』という技術を体得出来ていないせいで、今のように全感覚を強化した際の弊害がどうしても発生してしまうのだ。


他の者なら今の環境は『臭い』だけで済むだろう。しかし、俺のような未熟な【气流力りゅうりょく】使いがこのような状況下で闘うとなれば話が大きく変わってくる。

少しの間だけならば耐えられるが、それが長期化しようものなら、神経は悲鳴をあげ呼吸すらもままならなくなる可能性は大いにある。


つまり、悔しい事に3人の中で最もお荷物になっているのが他の誰でもない俺自身なのだ。


だからといって身を引こうとは思わないが……


「 へへ、どうやら向こうの方から来てくれたみたいだぜ 」


何を楽しそうにしてるのか、挑発的な笑みを浮かべながらリースは足を止める。それに続いて俺たちも前方への警戒を強めた。

言われなくてもわかってるさ、何せ先程から重量のある個体がズッシリ大地を踏み締め近づいてくる音が森に木霊しているのだから、気づかないほうがおかしい。


しかし、ここは場所的に不利だ。周囲はひたすらに木で覆われ、地面に生い茂る雑草の群れは俺たちの機動力を大幅に落とす事だろう。

ここは冷静に思考。馬鹿正直に戦ったりはしない。


「 ルイス、闘いやすい開けた場所!! 」

「 ……左前方、ちょっと距離はあるけど、そこなら十分な広さがあるわ! 」


すぐさま対話によって得た森の情報から、戦闘に適した場所を割り出す彼女の言葉を耳に、闘志を沸き立たせるリースの背に指示を送る。


「 聞いたなリース。頼んだぞッ 」

「 よっしゃ、了解。リーダー!! 」


その言葉と共に手合わせで見せた高速の跳躍によって前方へと姿を消すリース。あいつの役割は誘導だ。

先程から真っ直ぐにこちらへ向かってきている足音を聴くに、標的が俺たちを次の獲物に捉えたのは確実だろう。なら、わざわざこちらが不利になり相手に優勢を取らせるような場所で闘う必要は無い。

巨人ギガント族】の高い身体能力を持ってすれば、敵の攻撃を避けつつ目的地に誘導するなど造作もないだろう。


「 俺たちも行くぞルイス! 」


獣道すらない森の草木を抜け、ひたすらに走る。

呼吸によって取り込んでしまう悪臭は強化の有無に関わらず、不快を感じさせるがそんな事を気にしている暇は無い。


そうしてすぐ、辿り着いたそこは確かに『開けた場所』であった。しかし、自然が生み出したものではない。


大量に散らばった大木。まるでここだけに台風という災厄が降りかかったのかと思うほどに荒れたそこは、おそらく標的が寝床として『整理』したのであろう場所であった。


「 はい!お客様一名様入りま〜す!!! 」


ふざけた叫びを上げつつも、多量の汗を流すリースが合流に成功する。その背には低い木なら既に追い越しているであろう巨大な魔物を従えていた。


こいつは、とんだ大物だ。


おそらく俺たち3人が肩車をしてようやっと顔面に触れるが出来るであろう程の小屋を思わせる圧倒的長身に、熊のようなフィルムではあるが、腹から胸部にかけては一見で圧倒的な硬度を感じさせる殻のような装甲。

それ以外は厚い体毛がびっしりと覆われており、鋭く凄惨たる爪牙も合わせ、決して対峙してはいけない禍々しい雰囲気を纏っているその魔物は、俺が記憶する個体一覧にないモノであった。


知識量にはかなりの自信がある。常に発刊される魔物についての書物には必ず目を通しているし、なにより膨大な時間をかけ情報を蓄えたのだ。ところが、眼前に現れたソレは見た事もない、類似する個体もない未知の存在。


「 こいつは……新種ってやつか?マジかよ 」


状況が穏やかなら、歓喜に浸り踊ってたかもしれない。新種の発見、捕獲を行い町の研究機関にもっていけばかなりの儲けだ。しかし、目の前のそれは俺たちエサが一箇所に集まった事により威嚇であろう周囲の空気を激しく震わせる咆哮を上げた。


腕で汗を拭いながら合流したリースを含め、陣形を再構築。

腰に装備した鞘から2本の短剣を抜き、それを構えた。


「 状況は…まぁ予想外に最悪だが、やるしかないな!行くぞお前ら!! 」

「 暴れるぜ!! 」

「 ツッコミすぎないでよ、二人ともッ 」


互いに覚悟を吐き、戦術を開始。

勢いよく大地に両手を突き出したルイスの全身から眩い発光が巻き起こり、その光は手から地面へと流動し、掌握の力が生まれる。


「 残った最期の力、貰うわね!! 」


言葉に応じるように、散らばった複数の大木は地面から伝う光を纏い、幾つもの蔦を生やすと同時にそれを魔物へと伸ばし始める。結果、数秒とたたず標的の拘束を完了した。


森心術グランド・ローグ』。その技の一つ。

森の抱擁ツリーバインド】と呼ばれるそれはマナによる掌握の力を利用し周囲の植物を自在に操る。または今回のようにその成長に干渉し、操作する技だという。


「 この子達の力はあんまり残ってないから、そう長くは持たないわッ 」

「 了解した!! 」


掌握の力はその植物に宿るマナに直接作用する事で発動する。つまり今まさに力を借りている【千切れた大木】に残された生命力は僅か、そこから得られる拘束力も通常のものよりは弱い。


しかし、数秒あれば十分だ。


魔物との距離を詰め、その背後に回り込む。同じく接近したリースは前方に、二方向からの同時攻撃を試みる。


手にした二刀を横薙ぎに一閃。しかし、柄から感じられるのは軽いモノを切り裂いた感触。

覆われた体毛が厚すぎてその奥の肉まで刀身が辿り着かなかったのだ。

間髪入れず刃の軌跡を何度も重ねるが、どうにか少しの肉を裂きそこから僅かな血飛沫を発生させるも、それは1秒とたたず塞がり止まる。


圧倒的な速度の自己治癒能力。


それに驚愕するよりも先に、一帯の空気を激震させる轟音。

リースの装備した鉄の棍棒。そこから生み出される強力な一撃が魔物の装甲と衝突したのだ。


巨人ギガント族】の強力な腕力を用いて振るわれるその一撃は、大岩を粉々に粉砕し、無防備な人であるならその命を容易く奪うことすら出来るであろう威力を持つ。


そんな強力な衝撃を受けたにも関わらず、次に耳に入るのは先程まで強気であった男の「くそっ」という苦痛に耐える声であった。急ぎステップにより視界に状況を映す。すると、両手を小刻みに震わせ装備していた棍棒武器をその場に落としているリースが目についた。

その顔には苦痛によるものだろう、引き攣った渋みが浮かべられている。


「 大丈夫か、リースッ 」

「 こいつめっちゃ、かてぇぇ。腕が、痺れちまった 」


重症という程ではないだろうが、少なくとも痺れが取れるまで下がらせた方がいい。しかし、指示を口にするより先にルイスの叫びが耳を刺す。


「 リースッ危ない!!! 」

「 !!!? 」


意識が危険を察知するより先に、蔦の拘束から僅かに抜け出した魔物の片腕が無防備な仲間を襲う。一瞬の間で眼前のリースは「ぐぅッ」という呻きを残しその場から勢いよく吹き飛ばされ、その背を遠方の木へと打ちつけられた。


焦り、そして後悔が心を満たし呼吸が乱れる。

先の魔物による一撃、それは感覚の強化を施していれば事前に予知出来ていたものであった。

リースを危機に晒したのは俺が未熟だったからだ。

しかし、今は後悔に苛まれ苦しむ暇すらない。ただ、仲間の安否を祈るしかない。


鼓膜に突き刺さる咆哮。全身に巻き付けられた蔦の全てをその脅威的な筋力で千切り落とし、眼前の魔物は自由を手にする。


气流力りゅうりょく】を最大速度で循環。全感覚を強化。

遅れた反撃を手にしたソレの猛攻をなんとか避け、効果的でないと理解しつつも短剣を振るい続け抵抗する。


「 リース、無事か!!! 」


視線は攻防から離せない。せめてと叫びを上げると「あぁ大丈夫だ」という呟きを強化した聴覚が拾い、少しの安堵。

しかし俺の武器であるそれ、何度となく軌跡を奔るその刀身は魔物と前方で対峙していることが災いし、殻のような装甲にあたっては弾かれ、その度に少しずつ欠け、砕ける。


長期戦は死を意味する。だからといってパーティーの最大火力であったリースの一撃も効かない。


正攻法では倒せない!!


「 ルイス!! 」


叫びを上げつつ、二つの短剣を素早く納刀。コートの内ポケットに内包していた紙状の道具アイテムを手に、折りたたんでいたそれを開封した。

合わせて、ルイスにより放たれ飛翔する二つの矢が魔物の両眼へと命中し、それは苦痛の咆哮を空へと放つ。


それでも、すぐ再生するだろうよ。


空から落ちる、魔物の眼から溢れた血をアイテムに吸わせ、足元に転がる棍棒を背後に蹴り飛ばすと同時に後退。

そうして、ダメージにより顔を渋めるリース。そして弓を構えるルイスと合流し呼吸を整える。


「 動けるか、リース 」

「 あぁ、なんとか大丈夫だ。まぁ、おかわりはいらないかな? 」

「 で?ここからどうするの、カイル? 」


道具アイテムの効力が発揮されるのに必要とする時間は5秒。

幸いな事にそれを完了してもなお、魔物は回復を終えていない。標的の血が染み込み、そこに含有された魔素の計測を終えた特殊紙が表記を示す。

それを目に、引き攣った苦笑が自然と漏れた。


「 あぁ……これは、ちょっとヤバすぎるな 」

「 なっ!!ゴールド5級ペンデですって!!? 」


血を吸わせた特殊紙。それはギルドが古くから発行している魔物の危険度ランクを計測するのに用いられるものだ。


そしてそれが示した対峙する魔物の危険度ランク。それは掌握、討伐されている個体の中でも最も危険と位置づけられる脅威である事を示唆していた。


正直ここまでとは思ってなかったな……


流石のリースも先程までの余裕あるものとは違い、引き攣った笑みで「おいおい」と驚愕を漏らした。


眼前で唸りを溢す魔物は再生の際に発するモノなのか貫かれた両目から蒸気のようなものを放出している。

そこを注視すると傷を負わせてまだ10秒と経っていないにも関わらず新たな眼球が生成されており、それは元々あったモノとは明らかに違う、まるで岩のようにゴツゴツとした作りをしている。

考えたくはないが、間違いない。

耐性をつけられたのだ。強化再生というモノだろう、それまで弱点として付け入ることが出来た両目も今や塞がれた。


これでは時間を掛けダメージを少しずつでも蓄積させるという作戦は使えない。

そんな事をすれば魔物を更に強くするだけだ。次々と策が潰されてゆくのは面白くないがまだ試せる事はある。


蹴り飛ばしここまで運んだ棍棒を手に、それを押し付ける。


「 ルイス。さっきの拘束もっかい出来るか? 」

「 ……あと一回が限界 」


リースの背を叩き、気合を入れ直させた。


「 これでダメなら、奥の手だ。ルイス、あいつを転ばせてくれ。気合入れろよ、リース!! 」


そう言い残し、再び駆ける。

それを追い越すように伸びる蔦は魔物の足に絡みつき、残った力全てを使用し、その巨大を大地に伏せさせた。


「 成る程、了解したぜ!! 」


言葉を溢すリース。初動だけで策を理解してくれるのは、流石はずっと共に闘ってきた仲間というだけはある。


ズシンという轟音と多量の砂埃を周囲に発し、顎を勢いよく地に差す魔物に追撃を向ける。

鞘から抜いた一本の短刀、その矛先を跳躍により回り込んだその後頭部に、そして先程よりも力強く握り締めたリースによる棍棒の一撃は倒れ込んだ標的の顔面へ。


正面からの攻撃は硬い殻で護り、それ以外は分厚い体毛。そして仮にそこを突破しても圧倒的な治癒力による再生。なら、顔面への猛攻、その構造上全ての臓器の中で最も護りの薄い重要器官である脳へのダメージならどうだ!!


「「 くらえぇぇ!!! 」」


全力で突き刺す刃と、叩き潰す殴打。しかしそれは、同時に「キンッ」という絶望の音を発し、崩壊する。

鉄で出来たはずの棍棒もボロボロに崩れ、短刀の刃はガラスのように儚くも砕けた。


リース共々ステップにより、そこから離れ標的を視察する。

刃が付けた傷はもはや完全に消え去り、激動を受けた額でさえ何もなかったという風に無傷を表している。


やっぱりダメか……


儚い願いであったと残念にしつつも、再び3人での合流。もはや魔物は勝利を確信しているのか、俺たちを嘲笑っているかのように追撃をしてこない。ただ、じっと次の攻撃を待つようであった。

万策尽きた後に、絶望と共に俺たちを喰おうってか?魔物の癖にだいぶ性格悪いな。


砕けた短剣を適当に放り投げ「やれやれ」と内ポケットへと手を伸ばす。


「 やっぱり"使う"事になるよな 」


ポケットから取り出した、イヴリンさんに見せた巻物状の書類を手に、それを開封。周囲の風はざわめき怯え始める。


「 悪いが、本番はここからだぜ!! 」


決意、そして覚悟の籠った眼を標的へと向ける。対して魔物は「無駄な事だ」とでも言っているかのように余裕のある雰囲気を纏っているが、それももう終わりだ。


この勝負、勝たせてもらう。


何も知らない者なら、その圧倒的な状況では絶望しか感じないだろう。しかし、俺は勝ちを確信している。


何故ならこの手には【神をも殺す】力が宿っているのだから……ーーー

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