第7話 台湾の熱血警察官
2021(or 2022)年のこと、やはり食堂でテレビを見ていると、警察官のヘルメットに取り付けたビデオカメラの映像が捉えた事件が、5分間くらいのニュースとして放映されていました。台湾のテレビは、(定時ニュースの時間帯には)朝から晩までこの手の「警察提供実録ニュース」を放映しています。
この時は、民間人のバイクを借りて(有無を言わせず奪い取って)、バイクで逃走する男を追跡・逮捕したというテレビドラマ張りの事件でした。
日中、多くのバイクが密集する信号待ちの交差点、警察官がバイクにまたがる不審な男を発見(指名手配犯?)。自分のバイクを降りて歩いて近づくと、男は赤信号を無視して逃走。警察官は、隣で信号待ちをしていたオッサンをどかすと、そのバイクにまたがり男を追跡します。男は大通りから小道・脇道に入ったりしますが、警察官のヘルメットに取り付けられた無線で連絡を取っているため、しばらくすると、逃走する男の前や横の道から白バイ(50cc)やパトカーが現われ、最後はパトカーに接触して転倒、御用となりました。
私が感心したのは、批判が殺到するであろう追跡ビデオを(即日)公開している台湾警察と、その警察官の所属する警察署の署長が、テレビの取材に対してきちっと応対していたことです(台湾の警察は、事件や事故が起こった場所を管轄する警察署の署長が必ず、テレビカメラの前に一人で立ちきちっと説明をする。当たり前のことなんですが、日本とちがい台湾人は大人なんですね)。
警官のビデオカメラの映像をテレビのニュースで私たちは見たわけですが、確かに恐ろしく危険でした。住宅密集地域の路地を逃走する男のバイクや追跡する警官の前に子供でも飛び出していれば即死する、くらいの猛スピードです。
もし、逃走した男が殺人犯であったとしても、その為に交通事故で何人かの「殺人を犯して」しまったとしたら、何の意味も無い。「英雄警察官」は犯罪者(過失致死罪)となってしまう。
にもかかわらず、警察にとって都合のよくない、この逮捕の一部始終を収めたビデオを、すぐに報道機関に提供するフェアな精神は、日本の警察では絶対に望めない公明正大な行為です。
また、(字幕が表示されていても中国語ですからよくわかりませんが)「職務遂行のため、やむなく危険な追跡を行なった」と、テレビカメラの前で自分の部下を正々堂々と擁護する警察署長も、これまた日本では絶対に見られないこと。
この危険な逮捕劇の賛否・良否はわかりませんが、彼ら台湾警察の台湾社会に対する公明正大な姿勢には、何ごとも嘘をつき、隠したがる・陰湿で悪質で狡(ずる)ばかりしている外来種支配の「ニッポンの警察」は、足許にも及ばない。
(人間誰しも起こり得ることなのですが、偽名という仮面を被ると、別人になったような気になり、悪事を働いても罪の意識がない。)
外来種政治家・外来種医者・外来種警察官・外来種マスコミ、外来種専門家等々。
大学日本拳法をやられた方が、その公明正大なる精神を継続して社会で発揮したいと思うのであれば、そしてそれを警察官という職業で実現しようと考えるのであれば、中国(台湾)のような、社会の中枢に三国人(外来種)がいない場所しかない。
紙に書かれた偽物の正義ではなく、心からの・本物の正義を求めることが許されている社会であるからです。(その正義の発揮の仕方が、外国人のステレオタイプの価値観にそぐわないといって批判・非難するのは、お門違いというものです。)
「青春はなにかをつかもうとする時、歪んだ正義をつかまされもする。」
「大阪で生まれた女 フルバージョン 31:40辺り」
2023年7月6日
V.3.1
2023年7月14日
V.3.2
平栗雅人
● 「台湾の親日」に注意すべき
◎「深田萌絵さん『日本の半導体メモリを復活させましょうと言いながら、その半導体の産活法の助成金を申し込むとですね、何と台湾企業に技術を移転しないと金やらないよ、というのが条件だったわけですよ。』」
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=349515
台湾人、個人的にはいい人ばかりですが、政治や企業同士での付き合いとなるとそんな甘いことを言っていられない。特に、現在(2023年)の政権を握るのは「台湾の猶太人」と呼ばれる客家ですから。
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