前のエピソード――1004　早起きして執筆

　みなさま、こんばんは。

　宮草です。

　また、やってしまいました。

　私の手は汚れてしまっています。一度やると、二度、三度と誘惑が……。もう直らないんです。

　それは今日、職場でのことでした。職場のテーブルの上に、チラシで折ったゴミ箱がたたんで重ねて置いてあるんです。あれを見ると、私はいつも「ほしい……ほしい……」と思ってしまいます。

　そして今日、我慢できなくなりました。辺りを見回して、だれもいないことを確認し、そっと手を伸ばしてしまったんです。

「あぁ！　許してください！　神よ、私はチラシのゴミ箱を盗みました！」

　今、そのゴミ箱はパソコンの横に置かれています。なかにはゴミが。ちゃんとゴミ箱として使っています。後悔の塊ですね。

　実はほかにも、私は職場で悪いことをしています。

　うちの職場は食品も扱っています。先日、余って捨てる予定のバナナを、帰り際にこっそり盗んでしまいました。最初は一本だけと思っていたのに、気づいたら五本ほどカバンの中に入れてしまって……。

　ほかにも、余って捨てる予定のお菓子をこっそり食べたり、余って捨てる予定の食材をこっそり食べたり……。

　米びつに入っている生米を、こっそりかじったり……。

「お前はネズミか……？」

　ち、違うんです！　捨てるものなら、もったいないから食べたほうがいいかなって。フードロスって問題になってるじゃないですか。少しでも捨てる食べ物を減らしたいと思って。いや、ただお腹が空いていただけなんですけど。というか、生米は捨てる予定のものじゃないけど。すみません、生米を見るとどうしてもかじりたくなってしまう性で……。

　こうして今日も、私は職場で悪いことをしているのであった。

　ではでは～。