0808 Gのいる家(注:虫描写あり)

 みなさま、こんにちは。

 宮草です。


 注意:今回は虫(G)描写があります。苦手な方はブラバ推奨。









 突然ですが、みなさんの家にはいますか? G?


 私の家は田舎の草木茂る場所にあるため、けっこう出てくるんですよ。夏の夜になるとね、台所から「カサカサ、カサカサ」って音がするんです。なんだろうと思って行ってみたら、ゴミ袋の中をGが漁っていました。


 あと、夏の夜中、途中で目が覚めて、水を飲もうかなと台所へ行くと、やっぱりいます。カサカサカサと、Gの群れが……。


 大きいのから小さいのまで。色や形が若干異なっているので、もしかしたら、いろんな種類がいるのかもしれません。捕まえて、調べてみたいくらいです。


 で、私はあまりGを気にしないんですよね。「あー、Gだなー」と思って、スルーします。さすがに近づかれるとビクッてなりますが、特に追い払ったりはしません。もはや隣人だと思っています。


 一方、家の者は、Gに敵意を丸出しにしています。夜になると、必ず「バシッ! ベシッ!」と床や壁を叩く音が響きます。倒し方は打撃一筋。見つけた瞬間、ハエたたきを持って向かっていきます。Gを狙うその瞳は、もはや小動物を追い詰める獣のごとく。恍惚な笑みさえ感じられるほどです。


 とはいえ、一、二匹に引導を渡しても、Gは夜な夜な、湧くように出てきます。まぁ、出てくるでしょうね。


 というわけで、先日家族で集まった時に、対処法を話し合ってみました。


「バルサン焚けばいいんじゃない?」


 効果的に全滅させられるだろう科学的戦略を唱える私。さっきの隣人とは?


「もっと友好的な解決策はないのか? 外へみんな移動させるとか?」


 平和的解決策を望む、蚊の一匹も殺せない兄。


「叩けばいいのよ! 叩けば!」


 とりあえず戦いたいのだろう好戦的対応を押し切る家の者。


 結局話は平行線をたどり、いまだに解決策が見つかっていません。


 まぁ、別に私はいようがいまいが気にしないんだけどね。えっ、気にしたほうがいい? う~ん……。


 ではでは~。








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る