0.1トンストーカー
先に断っておくが、今回の話は幽霊だの妖怪だの精霊だのは一切出てこない
とあるアパートに住んでいた時の事だが、ある日から郵便物が届かなくなった
集合のポストで鍵が付いてないからとはいえ、他人の家の光熱費や携帯の請求書が尽くなくなっていた
他の郵便物も同様
請求書がないから支払えもしない
そして、飲食の仕事を終えて終電で帰ってくると、玄関に入って鍵を閉めた瞬間に呼び鈴がなる
こんな夜中に呼び鈴なんて火事とかだったら怖いからと鍵を開けて出ると、そこには2部屋隣の女性(推定体重100キロオーバー)だ立っててビニール袋を差し出す
「差し入れ」といって渡してきた
2部屋隣とはいえ、それまでせいぜい顔を合わせた時に挨拶する程度である
そんな人が差し入れ?
怖くて全部捨てた
その後も同様の事が何度か続き、不動産にも相談したが、●●さんはねぇと言うだけで何もしてくれなかった
もう無理だと思い引っ越すことにしたが、どれだけ探しても数本パンツ(下着じゃない方)が出てこない
あぁ、部屋にまで入られてたのか…
引越し直前だがある日彼女の部屋の前に設置されてた洗濯機が倒れていた
数日経ってもそのままで、どうやら精神病院に強制入院したそうな
調度逃げやすいタイミングでよかった
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