第7話 そもそも遠くには行かない

椋木先生が失踪してから半年、メディアもあまり報じることも少なくなった為、事件について騒ぐ人も減った。対応に追われていた人からすれば負担が減って良かったと思うが、まだ椋木先生の安否は不明。

椋木先生らしき人物を目撃した情報は幾つか入ってきているが、どれも有力ではない情報ばかり。


椋木先生の行動範囲は椋木先生の家族曰く「一人で遠く離れた場所には、ビビりだから行かない。もし遠く離れた場所に行くなら誰かしらが一緒のはず」と話すなど、隣県はあったとしても複数の県を跨がってまで出かける可能性は低い。クルマでも同様。


ただ移動手段が分からない。公共交通機関を利用すれば駅などの監視カメラに映り、追えるがどうやら利用した形跡はなさそう。タクシーやバスも利用したという情報はない。

誰かと一緒に居ると考えるべきなのだろうか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る