僕の中に君がいた
水玉ひよこ
僕の中に君がいた
風薫る 彼の訪れ 囁いた
虹かかる 二人歩んだ 登下校
半ズボン 向日葵柄で かわいいな
闇の中 蛍のひかり 顔照らす
背くらべ 伝わる熱が あたたかい
秋の野は 走り回るも 飽きが来ぬ
カラス鳴く 寝床へ帰る 後を追う
横ならび 見上げた先に 影法師
真っ白な ふみで知らせる 冬景色
思い出す 君と契った 指切りを
神無月 空に祈るも 届かない
楽しい日 泡沫の夢 君はどこ
会いたいよ かじかんだ手が 震えてる
細いゆび 鳥のさえずり 彼の声
そばにいる 天道虫が 来る日まで
桜咲く 春の息吹に 誘われて
じりじりと 命を鳴らす 蝉の声
窓の外 打ち上げ花火 目に刻む
時を経て 朽ちてもこころ すぐそばに
蓮の葉よ どこへゆこうも 二人なら
僕の中に君がいた 水玉ひよこ @red15
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