乙女なのだよ!!
ラザニアを堪能して次の場所へと移動する。
「次は王国でもかなり有名な劇団の劇を見ます、運が良かったので人数分の席が取れました、劇のタイトルは【女王の恋】です」
ほうほう、それは面白そうだね!むこうでもチームのみんなと恋バナはかかせなかったし、あたしもこう見えて乙女なのだよ!!ただTVのドラマとかはあまり見なかったけど。
なんでかって?たまに下手な俳優とかのを見るとわざとらしすぎてしらけることってない?あたしそれが3・4回ぐらい続いたのよね、それからはあまり見なくなったのですよ。
たまに妹の付き合いで見ることもあったけどね。
なのでこっちの劇がどういうものなのか気になる!!
「ここですね、さあ皆この札をもって」
渡された札には【劇団スフィア・女王の恋】と書かれておりそのわきに番号が振ってある。
多分この番号が席番なのだろう。
皆でワクワクしながら入っていく。
「面白かった」
「女王様素敵だった」
「初めてみたけど面白かったっす」
「女王さまっていいなー」
「あこがれるねー」
子供達も楽しめたようだ。
あたし?めっちゃ面白かったべさ!!向こうみたいに凝った音楽とかがない代わりに演技力がハンパなかった。
もうね、あの世界に引き込まれて、目が離せないって感じだったよ!!
「今日はこれで宿に帰りましょう」
「あいよ、フィーナ今日はありがとうね!満足したよ!皆もフィーナにお礼をいいな」
「「「「「フィーナお姉ちゃんありがとう!」」」」」
「みんなに喜んでもらってよかったわ」
「そういえばフィーナはこのまま王都にいるの?お兄さんもいるし」
「いいえ?お姉さまと一緒にアズエルに帰ります」
・・・・あたしと一緒か・・・・・まあいいか。
「なら今日から【精霊樹】に泊まりな、無料券の期間が終わった後はあたしがお金を出すから」
「いいんですか?そこまでしてもらって?」
「今日の食事と劇のお金だってそっちもちだったんだ、気にすることはないべさ」
「ありがとうございます!お姉さま!」
まあこれくらいは別にいいだろうと思う。
「王都でずっとお姉さまと一緒・・・・王都でずっとお姉さまと一緒・・・・・・王都でずっとお姉さまと一緒・・・・・・王都でずっとお姉さまと一緒・・・・王都でずっとお姉さまと一緒」
ダメだ・・・・もうこの時点で後悔ししてきた・・・・・・などと思いながら【精霊樹】に入ったところで、受付嬢から声を掛けられた。
「レン様、アストレイ・アズエル侯爵家様より伝言を預かっております」
「え?アストレイがなんか言ってきたの?」
「明日の昼からレン様とギンガ様のお二方に御用があり同伴してほしいとのことです」
「わかりました、ご苦労様です」
なんかあったのかな?まあ明日になればわかるだろうし取りあえずは夕飯だね!
「夕飯はなんだろうねー」
皆と今日の事を話しなが部屋に戻った。
今日の夕飯も、大変美味しゅうごさいました。
あとあたし・シエラ・アリス・レイラ・フィーナでお風呂に入った時フィーナが目を血走らせて鼻血を出したのを見て、あたし達4人がドン引きした。
めっちゃ怖かった!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます