頼もしい相棒だよ!!

「ぷはー!ジュースが美味い!」


酔っぱらいとのアツイ戦いの後のグレープジュース?で喉を潤す。

戦いの後また店に戻ってさっきまで食事をしてた席に戻り椅子にすわり、残っていたジュースを一気飲みしてほっと一息した。


「しかし姉御、対人戦慣れしてるな」


「え?ああ、うちのじいさんに仕込まれたんだよ」


「ほう!かなり有名な達人かなにかか?」


「いいや?ただの田舎のじじいだよ」


あのじいさんあたしが5歳くらいから遊びと称して様々な特訓しやがった。

自分が周りとちがうと初めて感じたのは7歳のころ妹がいじめられ相手をボコボコにしたときだったなぁ・・・・・


「まあそんな話はいいからさ、明日の出発はどんくらいの時間帯?」


「たぶん昼ぐらいだとおもうぞ?」


「ならあたし朝市行きたいんだけど。」


「朝市?なんでだ?」


「食料の補充だよ、まだあるけど買えるときに買っとかないと」


「なるほど、分かった。俺かカレンが一緒にいったほうがいいか?」


「大丈夫だよ、ギンガとのんびり買い物してくるわ」


・・・・・で朝市に来たわけですが!!


「おお姐御じゃないか!買い物かい?いい野菜が入ってるよ!」


「あっ姐御じゃねーか!昨日の立ち回りすごかったぜ!!」


「姐御!うちの肉はいらんか?いいのがあるぞ」


・・・・あっれー?なんでこの町でも『姐御』呼ばわりされてんの?と思いつつ勧められた物を次々と買っていく。

おかしい・・・・・アズエルと近いからかな?

あと慣れてきている自分がオカシイ。


「なあおっちゃん、なんで姐御呼びなのさ」


肉を買いつつおっちゃんに聞いてみる


「昨日の騒ぎを見てたのさ!!そんで姐御の連れがあんたのことを姐御って言ってたろ?」


・・・・あれかぁ・・・・・


「昨日の酔っぱらいなぁ3日くらい前から町に居ついてあんな態度で周りに迷惑ばかりかけててなあ・・文句言ったら『Aランカーの俺様に逆らうんじゃねぇ』とか言って暴れるし手が付けられなかったんだよ」


「あいつたぶんAランカーじゃないよ」


「なんだと?」


「今回護衛依頼で一緒に来ている連れがAランカーなんだけど動きが全然違う、ありゃたぶんCかDだと思う」


「まじか?」


「たぶんね」


「まあでも、昨日見ててスカッとしたよありがとな」


そんな感じで買い物を終えて待ち合わせ場所に向かう。

向かう・・・・・ってここどこよ?


「ねえ・・・・ギンガ・・・・皆がいるとこ・・分かる?」


「ガウ!」


さすがギンガさん!!頼もしい相棒だよ!!


皆と合流してイセスを出た。

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