あぶないべよ!!
「なんて規模の集落・・・・・」
フィーナは眼下に広がる光景を見ながらつぶやいている。
あたし達はギンガに連れられゴブリンの集落に来たのだがその場所が崖の下に隠れるように作ってありどう見ても200匹はいるのだ。
うーん・・・・・これはあたしとギンガだけでいった方がイイね・・・・
あたしは特攻服のおかけでケガもしないし・・・ギンガはゴブリンが束でかかってきても負けないしね。
「3人はここから逃げたゴブリン討伐。あたしとギンガでアネットを助ける、それでいく」
「「「え?」」」
「あんたらは足手まといだ、ギンガと一緒に闘った方が安心できる」
ひどい言い方だけど複数の命がかかっているのだ、なりふり構ってられない。
「じゃあ行ってくる」
あたしは崖から飛び降りた。
さあ戦いの始まりだ。
飛び降りてきた勢いをそのまま利用してまずは1匹縦に切り裂く。
それから密集していている場所に飛び込んで1振り1殺を考え木刀をふるう。
ギンガは素早く動きゴブリンを爪で切り裂きつつ別のゴブリンに魔法を放つ。
あっちは安心だね。
とよそ見をしていたところ弓矢がとんできたのでうちの流派の受け流し技【流水】で弓矢をお返ししといた。
しばらく戦っていると魔法を使ってくるゴブリンが10匹位集まり様々な魔法をこちらに放ってくるのでマジにビビった。
「ちょ!!あぶないべよ!!」
と言いながらすべての魔法を切り裂く。
そのままゴブリンを切り裂いていく。
どれくらい闘っていたのだろうか気がつけばもうほとんどゴブリンがいなくなっていた。
「ギンガ大丈夫?」
近づいてきたギンガを撫でながら周りの確認をしていた瞬間あたしは弾き飛ばれていた。
「って-な!なに今の攻撃?」
ゴロゴロ転がった後素早く立ち上がり周りを確認したら真正面に豪華な防具と武器を構えた大きなゴブリンがこっちをにらんでいた。
それから何回か剣による攻撃を食らって吹き飛ばされたけど特攻服のおかげで無傷ですんでる。
「わかった・・・もう受けない」
ゴブリンがまた剣を振って何か放つがそれをすべてよける。
よけながら近づいていき腕に切りつける。
「グギャァァァ」
おおこいつは吹き飛ばない!てことはこの木刀では殺せないってことだ・・・あとこいつを倒す方法は・・・・・・・
ちらっと周りを見てそれからゴブリンの懐に入り左手でゴブリンが着ている鎧の首元をつかみ右手は懐に入ったときの勢いを利用したアッパーもどきを鳩尾に放ちその振り上げる力と一本背負いの要領でゴブリンを投げる。
もちろん投げたときに頭から落として、落とした所には岩というおまけ付だ。
「グべッ」
荒川流殺技【烈火】・・・・使いたくなかったんだけどなぁ。
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