水色の過ち

@one-san

過ち

三白眼の目可愛らしく生えた尻尾、どことなく鰐のようなガキを私はわにちゃと呼んでいる。わにちゃは近所に住んでいて、私はわにちゃが保育園に通っているころからガキの事をかわいがっている。あんなに小さかったわにちゃも今では思春期真っ盛りだ、私の最近の趣味は私の顔や胸を見て顔を赤らめるわにちゃをからかう事である。

今日も仕事が終わり帰路に着く、見慣れた風景を歩いていると、とぼとぼと歩くわにちゃの背中が見えた「あら、わにちゃ今帰り?」そう尋ねると、わにちゃは顔を赤らめ小さく頷いた「あら、そうしたらお姉さんの部屋でイイコトしない?」狼狽えるわにちゃの手を強引に引っ張り、部屋に連れ込んだ。部屋に入りわにちゃをソファーに座らせ缶ジュースを渡し私は部屋着に着替える、下着姿になった私を見てわにちゃは目を泳がせる、何事もなく部屋着に着替え終わりわにちゃは半分安堵半分落胆の表情を見せる「ねぇ、わにちゃは彼女とか作らないの?」わにちゃはそんなもの興味ないと言うように首を横に振る、ナマイキなガキめ、ちょっとからかってやろう

この後私は過ちを犯す、超えてはいけないラインを越えてしまうのだ

「あぁ、なんだかあっついねぇ」私はわにちゃの欲情をあおるような姿勢で服を脱ぎ下着姿になる、目を丸くし固くなるわにちゃに近づき「あれぇ、わにちゃ今更お姉さんのおっぱい見て緊張してるの?」と耳元で囁くとわにちゃは顔を真っ赤にし小刻みに震えている、「ほんとにお姉さんとイイコトしてみる?」わにちゃの口が開く前にわにちゃの尻尾を愛撫する、するとわにちゃは大きく膨れ上がった性器を私の手に押し付ける。

この時、目の前にいるわにちゃがガキではなく一匹の雄であることを思い出した

私はわにちゃのいきり立った雄を優しく撫で上げる、快楽に襲われたわにちゃは目を白黒させる、わにちゃの陰部を更に擦り甘い叫び声をあげるわにちゃの耳元で「いいよ...」と許可を出すとわにちゃは白濁の本能を私の手に吐き出す、「しちゃったね!射精」ハチワレの物まねをした。あぁうぅと言葉にならない音を漏らすわにちゃ、ちいかわの真似をしているわけでは無さそうだ、わにちゃは切なそうに私を見ている。据え膳食わぬは男の恥と言うがここで退いたらお姉の恥だろう、わにちゃの期待に応えるように、わたしは薄布を脱ぎ、己の愛するところ・愛されるところを露出させわにちゃの愛する塔・愛される塔にじりじりと近づいていく、私たちは心臓(フロア)の脈拍数(バイブス)を加速(ブチ上げ)た。私たちの騒がしい沈黙は食べ物を食べない方の口でする接吻で幕を閉じる、そしてよじれた声のコーラスと艶肉のパーカッションとして第二幕を開演する。わにちゃの少年をぐっぽりと奥までくわえ、いじめっ子のようにピストン運動をする、ぴちゃぴちゃぬちゃぬちゃぐちょんぐちょん部屋に響き渡る湿った音はソナーの役割を果たし、私達が一つになるほど密着している事それとイワシの群れが近くに居る事が分かった。イワシの群れに気づいた私はこのお遊戯会を一刻も早く終わらせるべく、腰を東京スカイツリーのエレベーターの如く運動させた、わにちゃはその利己的な快楽に晒され哀れなお遊戯は終わりを迎える。

「ギャアグオォン」宙まで届く鳴き声と共に私のノイシュバンシュタイン城にわにちゃなりの愛を注ぎ込む。ピクピクと小さく痙攣しているわにちゃを川に流し私はこの街を去った

私は例えどんなに時が過ぎても空の青色を見れば思い出すだろう、あの少年の事を



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