三日後の誘惑

Rotten flower

第1話

「三日後ね。」

SNSで関係を持った人と会うことになった。お相手は女性。アイコン画像は自画像らしい。見た人の80~90%は可愛いと思ってしまうだろう。

DMでそのメッセージが来て興奮状態のまま、ベッドに潜り込んだ。結局、寝ようとしたものの寝付けたのは3,4時だった。次の日の行動に影響が出て、すこし後悔した。

その日はなぜか業務が順調に進んでいった。いつもよりもタイピングが速くなった感じがするし、プレゼンテーションもうまくいった気がする。

俺が自分の家のドアを開けると、ネクタイをこれ以上速くはできないくらいにすぐに外すとベッドに潜り込んで彼女にDMを送った。

「二日後が楽しみです。」

すると、すぐに返信が来た。

「すみません。一日後にずらさせてもらってもいいでしょうか。」

「いいですよ。」

俺はすぐに返信をした。

「ありがとうございます。」

直ぐに返信が返ってきた。

その日から、仕事が順調に進んでいった。彼女はまた一日、また一日ずらしてくれないか。と、質問をしてくるが、速攻でOKしてしまった。


こいつ、ちょろすぎだろ。

隣から見るとタイピングの速度も上がってて笑えてしまう。

「今日も、一日ずらしてもらうけど怪しんでないのかな。」

俺は心の中で笑いながらそう呟いた。もちろん誰にも聞こえないような声で。

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