第26話 装甲
そろそろかな?
「なぁ、ガチャしないか?」
「お?ケンタが言うなんて珍しいな」
「そろそろダイジロウが言うかと思って先に言ってみた」
「おい!俺の台詞だぞ」
「いや遅いだろ」
そんなわけでガチャタイムだ。
「言い出しっぺのケンタからどうぞ」
銅色六個、銀色二個、金色二個に虹一個。
「おっなんだった?」
「ほい!軽量装甲パーツだってさ」
俺に渡してくる。ほお、俺の車のパーツかぁ。
「次俺行くな!」
銅色六個、銀色一個、金色三個、虹一個
「お、、これはケンタにだな」
「おっ!防音室かよ!ギター弾き放題だな」
「ダイジロウの番だぜ」
「お、おう!」
銅色八個。銀色三個
「お、おう」
「パンがいっぱい!」
「ダイジロウ、そりゃしょっぱいなぁ」
「も、もう一度!」
「あとで引いた方がいいんじゃないのか?」
「お、おう」
「いまは運が悪いだけだろ?」
ダイジロウは落ち込んで寝てしまった。
俺はパーツを取り付けに外に行く。
車を取り出してパーツをつけて行く。
「これなら少しは頑丈になるだろ」
まぁ傷ひとつつかない車だけどな。
エリーも手伝ってくれてパーツの取り付けが完了した。
「けっこうゴツくなったな!」
「凄いです!」
「お、取り付け完了か?」
「やっと起きて来たか」
「いや、落ち込んでてもしょうがないからな」
それでこそダイジロウだな。
「それで次は戦地にでも突っ込むのか?」
「ばか、こんなんで戦争してる場所に行けるかよ」
「またオーガ狩りでもすんのか?」
「それもいいね。ここのギルドじゃなくてもう少し離れた街までいってみるか?」
「いいねぇ!」
近くには街がないけど少し行けばあるらしいのでそこに向かうことにする。
道中でモンスターを狩っていけば出しになるだろう。
「いざ出発!」
「おおー!」
思ったより道は平坦で走りやすい。
隣にはエリーが座ってる。
「やはり凄いですね」
「車?そうだね、こっちにはないからね」
走っていると大きなトカゲが横切ると追いかけてくる!
「おい!どうすんだよ!」
「そりゃ戦うしかないっしょ」
Uターンしてトカゲに突っ込む。
「「「「あああぁぁぁぁぁぁぁぁ」」」」
“ガシャー”
トカゲの頭とぶつかって俺の車は無傷だ。
「いくぞ!」
「おお!」
と言ってもトカゲは虫の息だった。
さっさと倒してアイテムボックスに収納する。
「さすが装甲車になっただけあるな!」
「いや、無茶するなよ」
「本当にちびりそうだったぜ」
「まぁこの車無敵だからな」
「俺もちょっと足が震えているがな。
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