キャス

第1話 キャス

世界が終わろうとしている

青い空を見上げて、夕日が顔を照らして

世界が終わるのはしょうがないんだ

俺が

キャスを殺したからだろうな

懐かしいなあ半年前だったか





ピンポーン…

ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン!!

うぅ…ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン!うるさ…ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンいやピンポーンピンポーンピンポーン俺の…ピンポーンピンポーンピンポーンセリフ…ピンポーンピンポーンピンポーン消すな!!


…急に落ち着くな!

たく…朝からなんなんだ

俺のアパートののぞき穴からのぞいてみる

女性…

「何の用ですか?」

N◯Kか?

女性の集金人とは珍しい

「テレビないですよ?」

「…とりあえず入れてください」

「だから無いって」

「テレビあるかないかなんて聞いてませんし」

「じゃあだれです?」

「とりあえず入れてください」

「なぜ?」

「入れて」

「ダメです、こちらに得がない」

「…」

「…」

黙ってしまった

図星だな

だが

テレビ関係ないなら…

いや

そう言っておいてあとで金を取るつもりか!?

最低!!

ぜってえ入れねえ!


「わかった…」

帰るか?

「わた…えと。」

「なんすか、さっさと帰ってくださいよっ」

「私のあれ…」

「??」

「しょじょあげ…」

バッターン!!

「へあ…?」

「いったな…?」

「えあちょ…」

「ようこそ我が家(ボロアパート)へ…」






反応が早すぎる!この男!

だが、中に入れたなら好都合!死ねる!

この世界には包丁というものがあるはず!


なぜ死のうとしてるかって?

…気になっちゃう?

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