小鳥遊 悠里3

「おい!暁人!!久しぶりじゃねえか!」 

 

「え!?まじで暁人来てんじゃん!」 

 

「暁人クン!久しぶりっす!」 

 

「おう」   

 

コイツらは小、中一緒で昔から色々悪い事一緒にしてた連中…蓮二、幹也、京介…全員俺並みのクズ人間だ

  

高校は違うから悠里と付き合ってからはあまり絡まなくなった 


「やっぱ、お前が真面目になるなんて無理だって言ったろ?w」


「っすねwでも結構続きましたよねー3.4ヶ月くらい?」 

 

「半年」 

 

「え!そんなに経ってたっけw」


「んな事はどうでもいい…早くよこせ」 

 

「はいはい…どうすんの?」

 

「サティバ……苺…ある?」  

 

「おけー」


俺は蓮二からセットを受け取り、すぐに巻いた


「うわっwやっぱ暁人、巻くの早ええww」 

 

「スーパーストーナー暁人の名は錆びついてないようだなww」 

 

「ふぅ……ゴホゴホッ」 

 

「まだいる?今在庫結構あるから多めに売れるよ」 

 

「いる…空と使うからインディカとハイブリッドのお前のおすすめも適当に混ぜといて」 

 

「おけーwヤりまくんの?w」


金を渡し、受け取る 

 

「ああ」 

 

「うわっwまじかwwクッッソ羨ましいわwブリって空ちゃんとエロできんのわww」 

  

「それなww俺はブリっちゃうとイキにくいんだよなあーー」

 

「え!?マジ?俺ドバドバせーし出るぞww」


「自分は今はそうでもないっすけど使い始めの方はマジでヤバくて当時の彼女と4.5時間ヤッてましたわww」 

 

「あれ?つかお前空ちゃんと別れてなかったけ?」 

 

「あ!だよな!あん時マジで話題になったなーww」 

 

「っすねw俺らの知り合いほぼ全員空サンに告ったり遊びに誘ってましたもんね」 

 

「全員見向きもされず無視されたけどww」 

 

「んで、確か北中の小鳥遊と付き合ったよな」 

 

「そうそう、なんで空ちゃんなん??」  

  

「………」

 


「浮気がバレたあぁぁぁああ!!!」 

  


「「「wwwww」」」 

 

「えw何wあんだけw w「俺は悠里だけを一生愛す!」ってキめてたのにww」

  

「なんか「悠里だけは本当の俺を分かってくれる…俺は悠里を絶対に裏切らない!」とかも言ってたっすよねww」

 

「やめろ……やめてください……」 

 

「www結局空ちゃんの誘惑には勝てず堕ちたカンジw?」 

 

「はい…」


「まあwしゃーねえよwあの顔にあの体…んでチョー甘えてくる空ちゃんなら全ての男は堕ちちまうよw」


「……空以外にも女作っちまった」 

 

「はあーー!!??wwヤバすぎw誰なんだよww」


「翼」 

 

「あー、翼ちゃんね…まあそれはそうだよな」 

 

「ですねー、あの人なら納得つーか驚きはないっす」  


「小学生の頃からお前らヤッてたしな……」 


「他にもいます…」


「「「おっとー!www」」」 

 

「誰なんww」


「桃花」 

 

「「アウトーー!!ww」」


「桃花ってww」 

 

「ま・じ・かww」  

 

「まじすか………」

 

「桃花って岸辺の方だよな?w」


「ああ…」


「やばーwあれ?w京介wお前確かww」


「はい…ずっと狙ってたっす……」 

 

「桃花のナカ…最高でした…………www」 

 

「やめてくださいw!暁人クンさっきまでショボンとしてたのに煽る時だけ元気にならないで下さい!!」 

 

「でもなんで桃花?仲良かったっけ?」 

 

「数少ない高校での友達だった…」 

 

「へー、それでなんで女にしたん?」 

  

こいつらには桃花達に輪された事はバレたくない…嘘を交えて話すか……


「桃花と前々からそういう関係でちょっと前に悠里に桃花との関係がバレてさ…そっから芋蔓式に空とか翼の事もバレた」  

 

「んで、悠里にフラれたショックの勢いで女にした」

 

「あーなるほどね、そこで繋がんのねw」  

 

「やばーーwwでもお前そんな女癖悪かったっけ?俺らの中でもダントツで一途な方だったはず…」

  

「空の時は完全に堕ちたけど翼と桃花の時は色々と精神面がおかしくてさ」

 

「あー、だから今回また再開したのね」 

 

「そう…これが無えーとマジで色々やばいしマトモに頭回んねえ…」 

 

「なるほどなー」     


「とりあえず明日の休みはコイツで頭の整理するわ…」

 

「まー、バレちまったのはしゃーねえーよw今日は楽しもーぜ」 

 

「西岡先輩の店、今日早めに閉店してくれるらしいからそこでガン◯ャパーティーするべww」 

  

「酒も飯もクソほどあるらしいっすよwマンチ飯カマしてクソ飲んでブリっちゃいましょwww」


「まじか…w……やべw上がってきたわww」


「だりー事は後!よっしゃ!!行くぞ!!」 

 

ーーー 

ーー 

ー 

 

 

 

「うぅ……バット入っちゃった……気持ち悪……」 

 

「眠いし………帰るの…だり……だりつーか……ムリ」 

 

「ダメ……ムリ……ここで寝る…」


道路に寝そべろうと膝を曲げた瞬間……



「あ〜きとっ♡」 

  


「……んえっ!」 

  


目に光が無く大きなリュックを持った悠里が笑みを浮かべながらそこに立っていた……

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る