岸辺 桃花 3

ガラッ



「……ひひ」


「……ふふ」


「あきと!」


空が勢いよく抱きついてきた


「心配したんだよ!昨日何してたの!」


「い、いや…悠里ん家」


「……ほんと?」


「うん…」


「きの……いや…なんでもないや、次からは連絡は早めに返して欲しいな」


「ああ…ごめん」


「………」 ニヤニヤ


クソッ…ニヤつきやがって…


このまま桃花達に犯されていたらマジで死ぬ…だから賭けに出る


ーーー


「ん……」


「離せ」


「は?何反抗してんの?」


「いい加減にしろ、俺はもうお前の言いなりにならない」


「……へー…」


「空にハメ撮りを見せるなら好きにすれば良い」


「空との動画も学校に報告すれば良い…」


「退学になってもいいの?」


「どうでもいい、お前らに犯され続けるよりマシだ」


これでどうだ……駄目なら俺はもうこいつらの奴隷になるしかない


「………そっか、わかった…もーやめるよ」


勝った!


「好きな人にこんなに拒否されたらもう……」


「いままでほんとーにごめんね?もう画像も動画も消すだから最後に一回だけシたい」


「…わかった」


よっしゃーー!これで桃花との関係は終わり!死なずに済んだ!


「じゃー学校終わったら私の家来て」


「わかった」


「それじゃ…また…」


まだ股間痛えーけどこれで最後だし頑張るか



「………」



「…………ひひ」




そして学校が終わり…桃花の家に着いた


「入ろっか……」


桃花の部屋に入ってベッドに座った


もーこれでこの部屋に来る事がない…この部屋はもう勘弁だ


「飲み物持ってくるから待ってて」


「ああ」


大体…1時間位で終わるから今日はすぐ帰って寝よ…最近…つか空と付き合ってから毎日SE◯ばっかで流石にもう嫌になってきた


3日間くらいはえっちするのやめよ…


「お待たせ」


「コーラでいいよね?」


「うん」


ゴクッ


変な味がする…


「なあ、これ腐ってね?変な味すんだけど」


「……………ひひひ」


「皆!もう出て来ていいよー!」


「は?」


桃花がそう言うと……


「犯す犯す犯す…」


「うわー、マジでいんじゃん…」


「犯しまくってやるー」


「あの身体、前からむしゃぶりつきたいなーって思ってたんだよねー」


「彼氏とどっちがいいかなー」


五人、女が入ってきた


全員よく桃花とよくつるんでいる連中だ


「マジでヤっていいん?」


「いーよー!めちゃくちゃに壊しちゃって!」


「コーラにビンビンになるやつ入れたからがんがんやっちゃって!」


逃げなきゃ!


バチッ


「ぐがっ」


「ひひ…ざんねーん…今回は逃がしませーん」


こいつ…スタンガンを…


「てめえ…桃花!騙しやがったな…」


「ばーか、騙されるほーが悪いっしょ」


「それじゃ…皆…ヤっちゃって」


「やめろ…やめてくれ…」


「…………」


ニヤニヤ


ーーーー


「ただいまー!………うわっ…ヤバっw」


「気絶したー暁人ー」


そこには意識が無く身体中キスマや噛み跡、落書きや体液まみれの男が横たわっていた


「てか、クサッw!窓開けなきゃw」


「彼氏よりおっきくて良かったー」


「雄っぱいサイコー!ずっと舐めてたい!」


「確かにー!腹筋もエロすぎてずっと舐めてたー」


「けっこー暁人の事気になってたんだけどな…幻滅したわ…これじゃただの肉ディルドじゃん」


「む〜!まだ犯したりないよ〜、早く起きて〜!」


「たぶん今日はもー無理そうだね、今日はもー終わりでー」


「だねーこれ以上ヤったらたぶん死ぬでしょ」


「明日も来るからちゃんと監禁しておいてね」


「おっけー任せといてー」





「ん……ここは……いっ」


身体中が痛い…昨日と一緒…いやそれ以上だ……


「あ、起きた」


ひっ……桃花の顔を見るだけで震え上がってしまった


「すげー犯されたねー!ウチの部屋めっちゃエロい臭いしてたよ」


「明日も同じメンツ…いや…もっと増えるかも!」


「嫌だ…もう犯さないで…くれ…」


「無理w無理w諦めなー」


「あんたはもうウチらの性奴隷だから、今日からウチの部屋に監禁するからね」


そんな…そんなの嫌だ…もうえっちなんかしたくない…


「ほらっ……舐めろ…さっさと舐めねーと犯すぞ」


これ以上精子出したら死ぬ…絶対死ぬ…


「ん………もっと激しく…」


それから20分近く付き合わされた…


「はぁー…はぁー…マジで良かったよ、明日はアンタの舐めてあげるね」


………


俺もう…駄目かも……一生桃花達の奴隷になるんだ……俺の人生…これで終わり……


悠里…ごめん…これは悠里が居るのに浮気した罰…だよね


また悠里と会いたいな…また一緒にデートして色んな場所に行ってご飯食べて愛し合いたかったな……


…………嫌だ……嫌だ嫌だ…コイツら奴隷になんかなりたくない…!


誰か…誰でもいい…助けて…


バンッ


「…………」


「え!?何!アンタ!」


そこに現れたのは 翼 だった


「昨日から連絡が付かず学校でも正気のない顔をしていたからまさか…とは思ったが…」


「は!?アンタ、ウチの家に何勝手に入ってんの?!」


「黙れ…暁人は連れて帰る」


「ふざけんな!コイツはウチのもんだ!!」


「…これを見ろ」


翼が携帯の画面を桃花に見せた…そこには…


「途中からだが、今日の行為を動画に記録させてもらった」


「嘘っ……」


「私がこれを父に見せたらお前らはどうなる?」


「………」


「もう二度と暁人に関わらないと約束するならこの件は見逃してやる」


「……わかった」


「ふんっ……ほら、暁人行くぞ」


ーーー


「翼…ありがとう…あのままだったら俺…」


「いや…いいよ、本当はもっと早く助けれたんだけど徹底した証拠を撮ろうと思って遅れちゃった」


「助けてくれただけでもありがたいよ…翼っ」


俺は翼に抱きつきキスをした…


可愛いとかっこいいが合わさったとても整った顔立ち、強く優しく頼り甲斐があり絶望的な状況から救ってくれた翼に俺は惚れてしまった


「翼…好きだ」


翼は驚いた表情をしたがすぐに微笑み


「私も好きだよ…大好き」


それから俺達は30分以上公園で抱き合いながらキスをした





ーーー


やった…ついに暁人の心を手に入れた……


ワザと助けるの遅くして我慢した甲斐があったな……ふふ


昨日から岸辺桃花が暁人をレイ◯していたのは知っていて上手く利用する事を思いついた私…本当に天才だ


これで…もう、暁人は私から逃げられない…身も心も…材料もあるし…


悠里さん…空ちゃん…





イ タ ダ キ マ ス

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