姉と幼馴染と僕のちょっとエッチな文芸部日誌~おっきさせた方が勝ちの文芸バトル~

みどりの

第1話  お題「ちょっとエッチな部員同士のやり取り」

 それじゃあ優吾、まずは私の番だから私から始めるわね。今日の文芸部の部活動の始まりよ。覚悟しなさい。


 そういうと僕の姉である矢沢優香は怪しく笑って僕に歩み寄ってきた。



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 僕の名前は矢沢優吾。この高校に今年入学したばかりだけど姉であり恋人でもある矢沢優香のいる文芸部に入学早々入部することになった。


 少しオタク気質だと思うけど優ねぇからは可愛い顔をしているから他の女の子に手を付けられないか心配だって言われている。そんなにモテないと思うんだけど。


 優ねぇはちょっと背が低いけどものすごい美少女でその綺麗な長い髪をツインテールにくくっていてまるでお人形さんみたいな人だ。多分この学校で一番かわいいと思う。


 もっともおっぱいはすごく大きくて何度揉んでも揉み飽きないほどのナイスバディだ。僕はお姉ちゃんのおっぱいが大好きだ。


 そんな優ねぇが文芸部の部室で僕に近づいてくる。


 白魚のような細くて綺麗な指がファスナーを開けていく。


 ジーーーーーーー


 全開になったファスナーから優ねぇが僕の竿を取り出す。縮こまっている僕の竿。


「ふふ、優吾の竿、可愛い。今からじっくり綺麗にしてあげるわね。こんなに汚しちゃって……本当にイケナイ弟なんだから」


 優ねぇが舌なめずり線ばかりの目つきで僕の竿を眺める。慣れた手つきで竿の先端を扱く。


「ちょ、ちょっと待って。ゆ、優ねぇ……恥ずかしいからそんなに汚れてるところ見ないで。自分で綺麗にできるから」


 サボっていた僕が悪いから、優ねぇにそんなことはさせられない。


「いいのよ。私がやりたくてやってるんだから」


 妖艶な目つきで僕の竿を眺めると優ねぇは制服のスカートのポケットからシルク(?)のような光沢のある布を取り出すと僕の竿を布で包むようにして軽く手で握ると前後に擦りだした。


「脱ぎたての方が優吾は良かったかしら?」


 みるみる伸びていく僕の竿。


「ああ、ダメだよ。優ねぇ、こんなところでそんなに伸ばさないで」


「ここじゃなければいいの? 私の部屋とか優吾の部屋? そんなこと言っても優吾の竿こんなに硬くなってる。先っぽはこんなにしなやかなのに」


 そういうと優ねぇは先っぽをツンツンする。優ねぇの手が下の方に伸びると竿にくっついた出っ張っている部分を弄りだす。


「あ、ダメだよ。そんなに強く触ったら。そこは敏感なところだから。」


「だからしっかり綺麗にしないといけないんでしょ。私に任せて優吾は大人しく見てればいいから」


 ゴシゴシ


 優ねぇの手が激しく動く。その時部室をノックする邪魔者が。


 コンコン


 ノックの主はこちらの返事も待たずにカラカラと部室の引き戸を開ける。旧校舎の文芸部室の戸は引き戸になっている。


「え!? 優吾と優ねぇ……こんなところで何をしているの? 竿なんて握ってここは文芸部の部室よ?」


 入ってきたのは優吾の幼馴染である綾井エリカだ。地毛である茶色い髪をポニーテールにくくっている。顔は十人並みだが、愛嬌はあるのでまあまあ可愛いと言える。


 驚いた顔をしているがいきなりエリカが入ってきたために驚いた優ねぇが手を滑らせて強く竿を握ってしまう。


 その瞬間に竿の先端から白い糸がビュルルルと伸びてエリカに絡みつく。


「キャッ」


 白い糸に絡まったエリカに僕が謝罪すハメになったのは絶対優ねぇのせいだけど、優ねぇのことが大好きな僕はヤレヤレとため息をついた。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「なんなんですかこれは?」


 僕の目の前で綾井エリカが怒っている。プンスコ怒っている。


「私クラスでこう見えてもクラスで一番可愛いって言われてるんですよ。まあいいです。次は私の番ですから」


 そう言ってエリカは僕の目をじっと見めて唇を怪しく舐めた。


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「ほら、出ておいで」


 私は優しく優吾のカメに声をかけた。いつも餌付けしているから優吾のカメは恐る恐るという感じで顔を伸ばす。


「フフ、優吾のカメ可愛い」


 私は優吾のカメの頭を撫でてやる。こそばゆいのか優吾のカメの頭が震えている。


 私こと綾井エリカは矢沢優吾の幼馴染で恋人だ。ずっと小さい頃から一緒にいるから優吾のことなら何でも知っているという自信がある。


 ご両親からも信頼されていてこうして両親がいないときには優吾の家のことを任されたりする。お邪魔虫の優吾の姉の優香ねぇがいるからいつもはあんまりお世話できないんだけど。


 優香ねぇは高校二年生で、入学したばかりの私と優吾の文芸部の先輩だ。このままじゃ部員不足で文芸部がなくなると言って泣きついて来たので優吾と一緒ならという条件で入部してあげた。


 優香ねぇはすごく感謝してその貧乳の……ペッタンコの胸の前で手を組んで涙を流して見せた。エグレ胸が可哀想で同情して入ってあげたことは秘密だ。顔はまあまあ可愛いけどあれじゃあ恋人なんてできないだろう。


 優吾はスタイルの良い私の体に夢中なのだ。私のほうは中学生の頃から成長を初めて胸もしっかり大きくなっている。もっともこの学校に入学して新入生オリエンテーションでお世話してくれた姫川先輩と比べられたら自信なんてなくなっちゃうけど。


 でもいいんだ、優吾は私の体に夢中なんだから。


「あ、エリカ。そんな風に先っぽの頭を掴んじゃダメだよ」


 優吾のカメの頭がちょっと引っ込もうするので指で下の方から撫でてあげると喜んでぬっと大きくなった。


 口の所がパクパクしてちょっと面白い。


「もう。欲しがりなんだから」


 私は個別包装になっている袋を破るとカメの頭の方に近づけていく。カメの頭がぐぅッと伸びている。


「本当に欲しがりさんなんだから」


 私の手で優吾のカメの頭の付け根の部分を撫でてやるとブルブルと震えている。もう限界みたいだ。


「ほら、いいわよ。好きにしていいから」


 私が許可してあげたら優吾のカメの頭がむしゃぶりついてきた。


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「これで二人の作品を読み終わったわけだけど優吾はどっちの作品が良かった?」


「ちょっと待って優ねぇ……まだ僕の作品を読んでないじゃないか。ほらこれ……ルールで決めて原稿用紙二枚以上でちゃんと書いてきたんだけど」


 僕たちがやっているのはこの文芸部名物の「文芸バトル」だ。お題を決めてそのテーマに沿った文章を原稿用紙2枚以上書いて朗読する。


 一番良かった内容の作品が文芸バトルの勝者として年に一度発行する文芸部の部誌に掲載される。


 お題は毎回三人で一枚ずつ札を書いてそれを引く形で決定する。


 今回は優ねぇが書いていたお題の「ちょっとエッチな部員同士のやり取り」に決まった。


 この優ねぇとエリカが書いた文章、もちろん上の・・・から・・・の間が僕の実の姉で優ねぇの作品で、---から---の間が僕の幼馴染の綾井エリカの作品だ。

 ついでに言っておくと優ねぇはツインテールの年より可愛く見えるロリ系美少女でペチャパイ。エリカはクラスで一番かわいいスタイルが良い優等生タイプの美少女。


 優ねぇの「僕の放置していた竿だけの話」とエリカの「僕の家で飼っているカメのカメ介にエサをやるだけの話」を部誌に載せるわけにはいかないので僕も必死だ。


 ちなみにこの二人は朗読の時には台本形式で僕のセリフの部分を僕に読ませる。優ねぇにいたっては地の文まで僕の一人称にして優ねぇとエリカのセリフ以外全部読まされてしまった。


 基本的に女子は男子にこういうエッチな言葉を言わせて喜ぶ傾向が強くて、小さい頃から優ねぇとエリカに躾けられた僕は周りの男子と違ってちょっとっていう特異体質がある。

 エッチな文章を読まされたり二人とイチャイチャしたりしたら恥ずかしいくらい大きくなっちゃうのだ。


 僕が文章を読みながら自分のアソコを弄られてるのを想像して大きくしちゃってるのを二人は知っていてイジメてくるのだ。


 クソッ、この二人のことを好きじゃなかったらこんな部なんて一日で退部届を出して逃げ出してやるのに。


 ペラっと僕の文章を眺めるように見ていた優ねぇがエリカに僕の原稿を渡しながら言う。


「全然だめね、優吾。テーマは「部員同士のちょっとエッチなやり取り」よ。私とエリカちゃんがストレートに百合エッチしてる時点でおかしいし、三か所もおま○ことか直接的な言葉が書いてある。

 私とエリカにエッチな言葉を言わせたいっていう優吾のムッツリスケベっぷりは微笑ましいけど……いつも言ってるでしょ、カクヨムに投稿して垢○ンされるような文章は部誌には載せられないのよ」


「そうね。優吾は今回失格ってことでいいですよね、優香部長」


 実際のエリカは幼馴染の間柄でも親しき仲にも礼儀ありで優ねぇを部長として立てている。言い方を変えると二人は結託している。


 実はこの文芸バトルの部員間だけのルールがもう一つあるのだ。それは「文芸バトルで最下位になった部員は一位になった部員のいうことを一つ聞くこと」だ。


 僕はこの二人が結託して僕を最下位にして弄ぶためにこのルールを作ったと信じている。本当に本当にこの二人のことを好きじゃなかったらすぐにでもこんな部辞めてやるのに。


 そしてこの二人は必ず自分の作品に一票を入れるので(ルールで禁止にするべきだと思う)いつも失格にされる僕の一票が勝者を決めるハメになるのだ。


「さあ、竿を弄られるのが嬉しかったか?」

「それともカメの頭を気持ちよくして貰うのが嬉しいか? どっち!?」

 二人に詰め寄られる。


 うう…良くできてると感じたのは優ねぇの方か……諦めて勝者を告げる。


「優ねぇが良かったです」


「そう、私の方がいいのね。分かったわ」


「グヌヌ……それじゃあ今日は私は帰りますね。誰か入って来て廃部にされないように小説に書いてたみたいに鍵を開けっぱなしにしないできっちり鍵をかけて下さいよ。

 優吾! 次は私が勝ってイイコトするんだから覚悟しておきなさいよね」


 エリカがツンデレヒロインみたいなことを言って部室を出ていく。


 カチャンッ


 部室の扉のロックをかけて、満面の笑みで僕に近づいてくる優ねぇ。


 ああ、今日もエッチなことをされちゃうんだ……ドキドキが止まらない。


「それじゃあ、優吾の竿のメンテナンスしちゃいましょうか」


 舌なめずりしながら僕のズボンのファスナーを全開にしていく優ねぇ。

 優ねぇの書いた文章を朗読させられながらたっぷり搾り取られたのだった。


 Fin.



 --あとがき--

 というわけで「幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う」50万ページビュー突破記念SS「姉と幼馴染と僕のちょっとエッチな文芸部日誌~おっきさせた方が勝ちの文芸バトル~」でした。


 どこがスピンオフなのかわかりにくいですが、「幼馴染を」の貞操逆転世界にある多々良恭介と同じ高校の文芸部の出来事です。ちなみに文芸部の部室は光画部の部室のお隣さんです。


 なのでこの作品に出てくる「矢沢優香」も「綾井エリカ」も貞操逆転世界の女の子なのでめちゃくちゃ性欲が強いです。

 まあ、いつでも好き放題できる弟(or幼馴染)がいるのにルールを守っているだけ良心的なのかも(笑)


 朗読させられながら×××されてるシーンはエロ小説でよくある女の子がエロ本を読まされて……っていうパターンの裏返しです。


 矢沢優香は2年生ですが、去年は1年5組で恭介たちと同じクラスで、今年は恭介と別のクラスです。他のメンバーはネタバレになるので新学年イベントまで待ってね。


 エッチなシーンは一切ないから(本当か?)問題ないと思うけどみどりのがカクヨムから消えたらこの短編のせいということになるんだろうなぁ。


 今後とも「幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う」をよろしくお願いします。

 性格の良くないこの二人のヒロインの話をもっと読みたいと思う奇特な人は二人に書いて欲しい文芸バトルのお題と一緒にコメント欄に書き込みしてください。


 本編が余裕がある時に続編書いてみたいかも。不定期連載ということで完結にはしないでおきます。


 幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う

 https://kakuyomu.jp/works/16817330657862919436

 ↑本編未読でこの作品を面白いと思われた方はこちらもどうぞ


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