月宮瑠璃中学生ミステリー編
タカユキ
第1話プロローグ
病院の一室、月宮瑠璃と桜井明日香は、お互いの唇を重ね合わせた。
彼女達の唇が離れるとお互いが、照れ臭そうに笑った。
私本当に幸せ。病気になったけれど、学校で桜井さんと色々なお話して、だんだん惹かれて行く自分に気がついた。
そうだ、中学の時って月宮さんは、好きな人とかいなかったの?
中学の頃のお話し聞かせて。私桜井は、ねだる様に言った。
中学の時いないよ、好きな人。今は目の前にいますけれど。私は告白する様に言った。
そしてそれと同時に、この人になら打ち明けられる中学の時にイジメにあって、とてつもない事件に巻き込まれた過去を。
やったー!
私も中学の時好きな人いないよ。
そう、私桜井は中学の頃勉強に忙しかったから、恋愛に夢中になる暇はなかった。
それでも、月宮さんと中学の頃に知り合っていたならまた違っていただろうけど。
ん?
どうしたの月宮さん、急に深刻そうな顔してるよ?
私桜井は中学の時と言ったのが不味かったのかと思った。
その理由は小学生の時はいたのかと悲しまれたと、自惚れたからだ。多分違うだろう。
うん。桜井さん私にはあなたに聞いてもらいたいことがあるんです。中学の頃の話しなんです。
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