儚い君と何も出来ない僕
しおりん。
第1話
甲子園の期間ばっちり過ぎてんですけどぉぉ!!
投稿しようって思ってたのにィィ( `ᾥ´ )
自分の計画性のなさと飽きっぽさがあだとなった
(´・_・`)
だからこそ(?)、投稿します
全13話です
書き直した(始めた)時期がガタガタなので、設定が甘いところがあるかもしれません
そこは脳内補正よろしくお願いしまんもす(深夜テンション)
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その日は、下校中に通り雨が降っていた
僕は雨が好きではなかったため、顔を顰め、近くの屋根がある場所に避難した
その時、すぐ横で くすす という声がしたため音のした方に顔を向けた
「
「な、なんだよ。別にいいだろ。湿気が嫌なんだよ」
「うふふ、まぁその気持ちは分かるなぁ。髪の毛が言う事聞かないもん笑」
「ま、まぁそんなことはいいんだ。
「今日は空いてるよ。でも明日、明後日は1日居ないから気にせず帰ってね」
「そうか、もう2ヶ月経ったのか。時が流れるのは早いなぁ」
「何それ笑 おじいちゃんじゃないんだから笑」
この人は南野光。幼稚園から一緒の幼なじみだ
ちなみに僕は岡野颯斗。2人とも高校2年生になった
少し自慢になるが、今でも一緒に登下校しているのは結構仲の良い幼なじみだと自負している
「おじいちゃんとは酷いなぁ笑 一応ピチピチの高校2年生なんですけど笑」
「ごめんごめん笑 言うべきじゃなかっ…ケホッケホッ」
「大丈夫か?僕の自転車の椅子に座るか?」
僕は自転車通学なので、光と歩いてる時はいつも自転車を引いている
こういう事になった時便利だから自転車通学しているというのもある
「ケホッケホッ…うん。ちょっと借りるね。ありがとう…ケホッケホッ」
光は昔から体が弱くて、疲れがたまるとよく体調を崩す
だから2ヶ月毎に病院に入院して、定期検診を受けている
「全然大丈夫だよ。雨宿りしてる間なんだから気にすんな笑」
僕は目の前で光が苦しそうにしても、その苦しさを止める手段がない
大丈夫なはずが無いのに、大丈夫?としか声を掛けられない
出来るとしたら、この様に少しでも楽になれるようにしか働くことができない
僕は、今みたいに何も出来ていない自分が嫌になる
「うふふ、そんな顔しないでよ笑 颯斗は笑顔の方が似合うよ? 私はいつも颯斗に感謝してるし、颯斗のおかげで学校にも行けてるんだから、そんなに自分を責めちゃいけないよ? いつもありがとう笑」
「…こちらこそいつもありがとう笑」
「うん笑 やっぱり颯斗はい顔が似合う!…あ、止んでる。じゃあ帰ろっか笑」
……光はずるいなぁ笑 そんなこと言われて嬉しくならない人なんていないよ
「…そうだね、帰ろっか笑」
この後のふたりは、先程の雨がなかったかのような綺麗な笑顔で、世間話をしながら帰った
その姿を見た周りの人は、2人を恋人だと思っただろうが、2人は付き合っていないし、距離感がおかしいとも思っていなかった
それ程に2人は一緒に生きてきたのだ
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翌朝、颯斗は光が入院中のため、1人で学校に来ていた
「よっ颯斗!今日は彼女連れてないんだな!」
「おはよー
「仲の良い幼なじみ(笑)ね、、、草」
「おい 草 って言うなよ!結構真面目に思ってたんだぞ!」
こいつの名前は田仁川俊太。僕が高校に上がって初めてできた友達だ
『己の生きる住処はネットのみ…』と言う性格なのが少し難点だが、基本的に良い奴である
俊太とは1年の時同じクラスで、2年でも同じクラスなので光とも面識がある
そのおかげか、何かあればからかってくるようになった
でも、節度は保ってくれるので、あまり気にしないようにしている
「悪い悪い、ごめんな笑 お前ら絶対付き合ってるって周りに思われてるぜ笑 さっきお前らの話してる奴の盗み聞きしてたから間違いない笑」
「えっ!そんな風に見えてたの?なんか光に申し訳ないな」
僕がそう言うと、俊太は首を傾け、不思議そうにしていた
「なんでそう思うんだ?南野さん若干嬉しそうだったぞ?」
ん?光が嬉しそうだった?何故?僕が彼氏だと間違われてるのに?
「なんで嬉しそうだったんだ?」
「…は?これだけ言っても分からないのか?」
「これで何がわかるんだ?」
「はぁ、まじかよ…お前みたいなやつは物語でしか存在しないと思ってたよ。新たな知識をありがとう…あとこの話世界に放出するわ。悪いようにはしないから」
…なんか呆れられた( ˘•ω•˘ )ゲセヌ
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