ようこそ、異世界で始めるご褒美生活へ
天風 繋
RUN1 白昼夢
ある日、僕は熱中症で体調を崩し、木陰で休憩をしていた。
真夏の炎天下。
ランニングウェアに、キャップをしていたのだけど真夏日のランニングは堪える。
ランニングポーチには、ドリンクとスマホが入っている。
僕は、スポーツドリンクを口に含み呼吸を戻していく。
手首に付くスマートウォッチが振動する。
バイタルのアラートかな。
あはは、少し無茶したみたいだ。
そして、僕の意識は途切れた。
◇
真っ暗な空間を僕は延々と走っていた。
不自然なほどに静寂している。
足の疲れを感じない。
辺りを見回すと、他にも何十人かの男女が走っていた。
年齢もまちまちのような気がする。
やがて、スマートウォッチが鳴動すると僕の足が走るのを止めた。
僕は、スマートウォッチに視線を移す。
「100リワードを獲得しました」と文字が表示されていた。
リワード?ご褒美ってことだよね。
僕は、スマホをランニングポーチから取り出した。
スマホの形状に違和感がある。
よく見たら、スマートウォッチにも。
僕がいつも付けている物じゃない。
いつ、こんなデザインの物に変えただろうか?
いや、それ以前にこれは僕のスマホなのだろうか。
弄っているとディスプレイが僕の指紋で開いた。
僕のスマホらしい。
ディスプレイには、見慣れないアプリがいくつかあった。
その一つ・・・ランニングしている人がアイコンのアプリに「①」と通知があった。
僕は、そのアプリを開いてみることにした。
「ようこそ、
ディスプレイをタップする。
すると、表示が変わった。
ようこそ、
あなた達が今いる場所は、
次のページで選択された
異世界であなた達がすることはただ一つ冒険をして
作成度合いにより、
また、街やランドマークを発見された場合も重要度合いによって
ただし、元の世界に戻ることはできません。
進む道はあれど、戻る道はあなた達にはありません。
なぜなら、あなた達は死んでしまっているのです。
希望がありましたら、
容姿変更には、100 R《リワード》消費で常に行っておりますが初回限定無料で行えます。
なお、
詳しくは、
では、楽しい
By 創造神
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます