🍓【ロリ巨乳の幼馴染み彼女が異世界からやって来たイケメン勇者に寝取られたと思ったら、実はイケメン勇者が男装した美少女で、しかも10年前に生き別れた血の繋がっていない妹だった話】
37話:友情 ~ それを覆すのがボクの使命だよ ~
37話:友情 ~ それを覆すのがボクの使命だよ ~
~ ログハウスの脱衣所にて ~
唯一の男性である
当初の予定ではプライベートビーチで遊ぶ筈だったものの、それが「雪雲」にて予定変更となった流れだ。
海で泳げないのは残念なものの、ダークエルフの少女:エリスの目的を達成する上では、むしろこちらの方が好都合だった感もある。
というのも。
これまた木の温もりを感じる脱衣所に入り、真っ先に素っ裸となったエリスが――
「おぉ~、イヌガミイチゴの“ぶらじゃー”は大きいのだ。頭に被れるのだ」
「エリスちゃん、恥ずかしいからやめて」
顔を赤らめる
「はぁ~~ッ、やっぱりウイ
「ははっ、全くエリスは大袈裟だなぁ」
「大袈裟なモノですか。本当のことを言っているまでのこと」
「そう? まぁ真剣な顔でそう言ってくれるのは嬉しいけど、頭に被ってる物のせいで誠意は全く感じないけどね。……どれ、ボクも
「
サイズ感に興味があったのか。
その感想は――
「……馬鹿みたいな大きさだ。これで
「ちょっと
「いいや、誘惑してるね。童顔で小さくて巨乳とか、狙ってやってるとしか思えないよ。ビクトリアさんもそう思うでしょ?」
「え?」
話を振られるとは思っていなかったのだろう。
馬鹿話をしていた3人を無視して大浴場に出ようとしていたビクトリアが脚を止め、それからマジマジと
続けて
何がとは言わないが、サイズ的には「
「私、まだまだ成長期ですから」
■
~ 大浴場にて ~
世話係:ビクトリアが成長期かどうかはさておき、素っ裸のまま脱衣所にいては風邪を引く。
胸のサイズでアレコレ言うのが馬鹿らしい(&虚しい)ので、女性陣は早々に会話を切り上げて大浴場へ足を踏み入れた。
まぁ大浴場と言っても、昨日の「道の駅」にあった温泉みたいな何十人も入れる程の広さは無いが、それでも一般家庭の風呂と比べたら大違い。
ログハウスの壁と竹垣に囲まれた雰囲気のある温泉は、海に面した方向だけ視界が開けており、ここからもオーシャンビューを楽しむことが出来る。
「わぁ~、温泉から海が見えるよ。しかも屋根付きだし、最高のロケーションだね」
タオルで前を隠しつつ、興奮気味に声を上げた
その隣では、これまたタオルで前を隠す
「グッジョブだよエリス。これなら雪雲を連れて来ても大丈夫そうだね。むしろ雪を眺めながら温泉に入れるとか最高かも」
「当然です。その為に“
その後はいの一番に湯船へ飛び込もうとするも、彼女の小さな首根っこを掴み、世話係:ビクトリアが洗い場へ連れて行って座らせる。
「全く、学習しないお嬢様ですね。まずは洗体が先だと言ってるでしょう。ほら、髪を洗いますから目を瞑って下さい」
「むぅ~、だから自分で洗えるのだ。いつまでも子供扱いしてると怒るのだぞ」
「その言葉は入浴のマナーを守れるようになってから言って下さい。このシャワーは冷たくないですか?」
「ひゃッ!?」
椅子から飛び跳ね、水に濡れたエリスがキッとビクトリアを睨む。
「冷たいのだ!! 温度を確認してからシャワーを当てるのだ!!」
「それは申し訳ありません。エリスお嬢様の冷えた身体を温めますので、全身全霊で私に抱き付いて下さい」
「な、何でなのだ? お湯を当ててくれたらそれでいいのだぞ」
「そう遠慮なさらず。裸のお嬢様を合法的に触りまくるチャンスですからね」
「ふ、風呂の時だけビクトリアの目付きが怖いのだ!!」
と、何だかんだで仲の良い二人がスキンシップを図っている間に、
シャワーがお湯であることを確認して、髪の毛を濡らし始めたところで、シャワーの音に紛れて
「
「え? あぁ、ブラのこと?」
「いや、そっちじゃなくて。――愛情の大きさは主観でしか語れないのに、無理に順位を付けようとした。それも正妻を差し置いて“上”を行こうとしたことを謝るよ」
「あ~……え~っと、別に気にしてないと言うか、まぁ気にしてない訳じゃないけど……でも、私こそゴメンね。
「だね。
落ち着いた声で、
「だけどね、何度でも言うけどボクは本気だ。例え
「……うん、知ってる」
「だったら話は早い。ボクが
「それは……私に対する宣戦布告?」
「違うね、友好条約というやつさ」
「私的には“敵対”だけど?」
「今はね。それを覆すのがボクの使命だよ」
キュッと蛇口を閉め、
まだ髪の毛を濡らしただけで、彼女は椅子を置き直して
当然、
「な、何?」
「友好条約を結ぶ為に、まずはボク等の友情を深めないとね。髪の毛を洗うのは良い手だと思って」
「それを口にしてる時点でどうかと思うけど……」
「口にしたからこそ無視出来ないというものだろう? ほら、シャンプー貸して」
半ば強引に
なし崩し的に髪の毛を洗って貰う流れとなり、
(う~ん、何だか
などと桃色の脳内を展開しつつ。
徐々に瞼が重くなり、
難しいことは一旦さて置き、今は流れに流されて
「あぁ~~ッ!!!!」
「「ッ!?」」
突然の大声に
「ウイ
――――――――――――――――
*あとがき
続きに期待と思って頂けたら、本作の「フォロー」や「☆☆☆評価」を宜しくお願いします。
お時間ある方は筆者別作品「■黒ヘビ(ダークファンタジー*挿絵あり)/🦊1000階旅館(ほのぼの日常*挿絵あり)/🌏異世界アップデート(純愛物*挿絵あり)」も是非。
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