第26話 幽霊の日/『幽霊部員』

【必須で部活動参加】とどれかしらに所属しなくてはいけないと言われ、一番楽そうな美術部にした。

「おっす、幽霊部員」

放課後は常に美術室に居る部長は、描く手を止めずに声をかけてきた。

「仕方なく」は建前で、本音は綺麗な絵を……自分も描きたかった。


幽霊になってから後悔しても遅いけど……。




◆7月26日は「幽霊の日」/2023年7月26日作

#140字小説『幽霊部員』

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