第7話 前話の補足の小話

すこぶる出来が悪いためボツです。こんなもの公開さえするべきじゃなかった。不安だ。常に不安で仕方ないから。だからやらなくてもいいやらない方がいいことまでやってしまう。


追記※ なんだか自作の反応を見ていたら色々とどうでも良くなってきたので再投稿です。





 前話で消し忘れた、あるいは過剰不安に駆られて付け足してしまった、小説でのパラグラフについてのこの文章なのですが、



 最後に、おそらく微に入り細を穿つ複雑な話になるため語り切る自信がなかった小説のパラグラフについてスティーブン・キングの小説作法から一文だけ引用して締めとします。小説作法は僕のおすすめの本です。是非買いましょう。


「小説におけるパラグラフは、戦慄よりもリズム、ないしはビートであって、構成ははるかに自由である。小説を広く読み、自分でも文章を書くにつれて、パラグラフは自立していることを知るだろう。それこそが、本来あるべき姿である。書くに当たっては、パラグラフをどこで始め、どこで終わらせるか、あまり考えない方がいい。成り行きに任せるのが一番だ。気に入らなければ、後からいくらでも手を入れることができる。それが推敲の主眼である」



 こんなことを書いてしまっては、


「結局、小説のパラグラフって何なの? 今まで語ってた技法は小説では役に立たない…ってコト!?」


 みたいに混乱させるだけだと思うので現在は削除しているのですが、その措置だけけでは一度書いてしまった手前、読ませてしまった手前、筋が通らない。責任を取らなければいけないだろうと判断したので少しだけ補足します。少しだけお付き合いください。



 まず最初に言っておきたいのが小説の世界でも基本的なパラグラフの構成は大いに力を発揮します。なので、やはりまずはパラグラフの使い方を覚えるべきです。その考えには何ら変わりありません。


 ただ、小説はとても自由なので、例外的な表現の方が適した場面が高頻度で出てくるのです。その例を挙げて行けばキリがありません。挙げ切れません。けど、例外的な表現を使わざるを得ない理由なら分かります。


 単純にそっちの表現の方が作者の感覚的にはしっくりくるからです。体内リズムに合致しているからです。リズムです。小説の文章はリズムが大事です。そのリズムの反映が個性となり、行きつくところまで行けば文体と呼ばれる個性にまでなります。


 あとは小説を面白くするためですかね。文法が正確でも堅苦しい文章が続くとしゃちほこばった読みづらい文章が出来上がり読者を遠ざけ、パラグラフを踏襲していても一本調子のリズムが続くと段々と退屈になりやはり読者を遠ざけます。論文だと退屈だろうと最後まで読んでくれますが小説ではそうはいきません。文章も面白く書かないといけません。


 もう細かく言ったらキリがないのですが大体この2つの理由かと思います。とても感覚的な話でとても教えられるものではないということが何となく分かると思います。 


 文章とはロジカルで生み出すものと思われがちですが、まぁそれができる凄く頭のいいい羨ましい人もいますが、割と感覚的な比重の大きい分野です。例えば僕なんかは脳の一部が壊れて殆ど働かなくなっててロジカル・シンキングが死ぬほど苦手なのですが、死ぬ程頭が悪いのですが、それを感覚的な思考で無理やり補っています。なんか変な文章を書くのはそのためです。文章がぎくしゃくしているのは頭の回路がぎくしゃくしているからです。神が俺を呪い殺そうとしている。ずっと頭の中に巨岩が挟まってて死ぬ程気持ちが悪い。5年で慣れたけれども。


 そしてその感覚的なものというのは、とにかく書いて経験を積むことでしか身に付きません。僕もある程度自分なりの答えを出すまでには10年以上かかりました。


 とにかく、書いて、経験を積んで分かっていくしかない領域の話です。小説のパラグラフ――というか文章量の配分というものは。


 これ以上何か話してもきっとひたすらに混乱を積み重ねるだけの話になるのでもうこの話は終わります。


 寝起きに殺人的な強迫観念に駆られていやいやと書いた文章なのでやっぱり少し出来が悪いですね。書けと言われたら書かざるを得ない。書きたい精神状態じゃない。でも書けと言われたら書くしかない。俺は何を考えているんだ? もう分からない。よくない状態だ。

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