音やイメージを言葉で繋いで、31文字が表す以上の更なる広がりが作られていました。短歌を読む醍醐味が味わえる作品で、とても素敵です。絵画やアートへの親しみが感じられますし、映像的な作品が多い印象でした。私は、表題作、目玉焼き、肋骨、世界史の教師の短歌が特に好きでした。