竜騎士 補足

修羅

第1話 王と王

学園理事長でもあるゼイレン三世と元王のゼイレン4世が珍しく昼食を共にした

「前国王陛下、大変でしたね」

「まさか、敵の転送兵力が学園都市に全て向かうとな」

「その情報を得て竜騎士隊を全て学園都市に向かわせました」

「うむ、それには感謝する」

「私が軍事的判断を下したのは初めてでしたよ」

ゼイレン三世とゼイレン四世は正確が正反対だった


三世は若い所から遊び歩いていたので愚王と言われていた

一方、四世はそういう事もなく国の財政をどうするかとひたすら会計を学んでいた


2人は正反対の能力を持っていた

ゼイレン3世は国防に関してひたすら考えていた

4世は国の財政をどうするか税率を下げるにはと方向性が違っていた

4世が言う

「私が父の時代に生まれていたら、貴方と同じ判断をしていましたよ」


2人は王として生まれた

不真面目ながら国際情勢にはするどかった3世

真面目ながら、もっぱら国内の財政に危機感を感じていた4世

その正反対の王が偶、この時代に生まれた

3世が問う、「5世はどうかね?」

「王都で帝王学を学ばせてます、もっとも弟は学園都市で軍事学を学ばせてますね」「うむ、長女はローランド王国に嫁ぐそうだな?」

「はい、私は3人に常に国民の事を考えて行動しろと言ってます、5世は弟という

良い補佐役を持ち、良い王になると確信しています」

ゲオルグ4世は先王と比べると賢王と評価される事はおおかっった

だが、本人はそれは偶、生まれた時代が違うだけと割り切っていた

それはゲオルク3世もよく出来た息子として感心していた


「ところで父上、今日の料理はどう思います?」

「うむ、海のないこのハイランドでこんな美味いエビが食べられるとは」

「それはロブガニという新種です、今や我が国の輸出金額で3位にはいってます」

「面白い、海の無い我が国の水産物がそういう地位を締めているとは」


その時、、アスナはくしゃみをした


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