佑雅

Unknown

佑雅

もう疲れた。楽になりたい。ごめんなさい。


俺の本名を言う。俺は「Unknown」って名前じゃない。「佑雅」っていう名前なんだ。読み方は「ゆうが」だ。苗字はさすがに書かないが、全国の苗字ランキング100位には入る名前だ。


佑雅という名前は、母が考えてくれた。由来は知らん。でもかっこいい名前だろ。


俺の本名をネットに書くってことは、それなりの覚悟があるってことだ。俺は今日、首を吊る。



っていう文を投稿しようとして、やっぱりやめた。ちなみに俺はガチで佑雅って名前だ。


Unknownから改名しようかと思ったが、そしたら俺の文をこっそり読んでる奴らが検索で俺に辿り着けなくなるから、改名はしない。俺は死ぬまで「Unknown」だ。よろしくな。


もうネットにいろんなこと書きまくったし、アパートの写真とかも投稿してるし、本名くらいどうでもいいわ。



生きてれば良いことは絶対にある。だから諦めんなよ!!!!!!!!!


うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!(魂の咆哮)


「死にたい」なんて、しみったれた事言ってんじゃねえ!!!!!!!! 生きなきゃブッ殺すぞ!!!!!!!!!!!


だから死ぬんじゃねえ。死ぬなんて言うな!


生きてれば絶対に良いことはある。だから死ぬんじゃねえ。俺がお前を抱きしめてやる。


何十年、何百年、何千年と時を超えようと、君を愛してる。


俺とお前らは既に友達以上の何かだ。だから死んでほしくねえんだよ。わかってください。よろしくおねがいしますから。


彼女いないなら、俺と風俗でも行こう。俺が奢る。


どうせ死ねずに生きるなら、バカみたいに大きな夢、えがこうぜ。


周りからバカにされるような、そんな大きな夢を描こうぜ。俺だけは絶対馬鹿にしない。


俺は彼女を作るのが当面の夢かな。


頑張って仕事して、彼女作りたい。彼女作って一緒にお酒飲んだり、動物園に行ったりしたい。


どれだけ頑張りゃいいー? どれだけ頑張りゃいい? どれだけ頑張りゃいい? どれだけ頑張りゃいいー♫


ウルトラソウル!!! ヘイ!!!!


おまえのこと全部知りたい。


全部知るのが不可能なわけない。


俺だけに全て教えてくれ。お前の汚さも痛みも恥も全部。俺は全部を受け止める。墓場に持っていきたい秘密は、俺にぶつけろ。


ろくでもない過去を送ってるのは、俺もお前も同じだろ? 今更何を隠すんだよ。


俺はフルチンでお前に向き合う。だからお前もフルマンで俺と向き合ってくれ。それが俺の願いだ。


あんたの汚点をも愛する自信が俺には有る。完璧な人間なんてこの世に1人もいない。俺を見ろよ。俺だって完璧なんかじゃないよ。


俺はさっき、野菜炒めを作った。ウインナーも少し入れた。


これが俺の昼食かつ夕食だ。


お前にも食わせてやりたいぜ。俺の美味すぎる野菜炒めを──。


俺は死にたかったり生きたかったり忙しい毎日を送ってる。とても生活なんて出来ない。


でも君のことを考えるから今日も生きていける。


俺のことをネットで観測してくれる奴がいるから俺は生きていける。俺の生きる理由なんて本当にちっぽけなものだが、それこそが1番俺にとって大事なものだと思う。


今日に絶望して死ぬよりか、翌日の奇跡を信じて生きた方がいい。


まあそんなこと言って、俺は今日も死にたいんですけどね。


どうすれば生きたくなるんですか。


もう無理だ。



もう俺自身の情緒はめちゃくちゃだ。


もう全てどうでもいい。


ほかほかライスちゃんを、お姫様抱っこしたい。居酒屋で一緒にお酒飲みたい。おしゃべりしたい!!!!!!!!


男とは、そんなに会いたくない!!!


俺はもうめちゃくちゃだ。部屋は綺麗だ。


悪い連想に陥って、死にそうになったら、無理矢理明るいことを考えた方がいい。湘南乃風の睡蓮花を爆音で聞いて、全裸でアヘ顔になってタオルを回したほうがいい。


「君」という光があるから、俺は生きていられる。


具体的に「君」って誰なんだ?


俺の「君」になりたい奴、至急メールくれや。ドカタ姿のまま浣腸して、糞だらけでやろうや!!!!!!!!!!!)


ほかほかライスちゃんと居酒屋で飲みたい!!!!!!


しゃー!!!!!!!(威嚇)








おわり

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

佑雅 Unknown @unknown_saigo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る