第4話 朝の空気
朝の空気の中、静まり返った村の雰囲気が好きだ。
どことなく静謐で、触れがたい。
神聖さを感じるこの空気が好きだ。
そう言うと、ネイは「詩人みたいだね」といった。
でも、そうかもしれない。
僕は、本を模写する仕事をしているから。
仕事は大変だ。
本は、一文字間違えたら意味が変わってきてしまう所がある。
だから、いつも集中していなければならない。
影響されてるのかも。
簡単に本の内容を写せる技術が開発されないだろうか。
きっとそれは、自分がおじいちゃんになる頃かそれ以上先の事なのだろうけれど。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます