箱庭の様子を見せるスマホちゃん 中は私のプラチナデータ

 人の心というものは箱庭のようなもので……

 という説明は前々回書いたので割愛します。


 現代を生きる私たちの心の様子が最もよく表れるものは、スマホのデータだと思います。写真、動画、検索履歴など。

「プラチナデータ」は、東野圭吾さんの小説のタイトルであり、またその小説の内容でとても重要な役割を果たすものです。この短歌での「プラチナデータ」は小説とは異なり、個人の内面を表し他人には見てもわからない、この世界で一つしかないもの、という意味です。たった一つしか存在しないので、貴重なものである「プラチナ」という表現がしっくりきました。

 自分以外の人の感情を100%理解することは不可能なんだと思います。

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