No.162 ゆうれい?

「ねえ、肩が重いと感じないかしら?」

霊感があるという噂の高見さんが背後からボソリと言った。なにか憑いてるとかそんな話?

「そんな感じしない、けどな…」

ビクビクしながら彼女から逃げるように教室を出た。なんか首や肩に違和感まで感じてきた。


帰宅して鏡を見た。

Tシャツが後ろ前だった。

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