No.109 漫画みたいな展開

「お前が女だったら漫画みたいな展開だよな。恋が始まるイベント的な?」


俺は問題文と格闘しながらテスト勉強を教えてくれている幼馴染の優吾に言う。


「けど優吾よく勉強してるよな」

「お前に教えるためだよ」

「マジ?」


「…そんなわけ無いじゃん」

顔を上げると、優吾が赤い顔を背けていた。


ポッ。

 

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