No.82 夏の炭酸
百円を二枚投入しボタンを押す。
ガコンと出てきた缶を取りお釣りを「え、なんで?」明らかに硬貨が多かった。
これは前の人が千円でお釣りを取り忘れたか。
さて──。
プルタブを引くと軽やかな音が耳に響く。
しゅわしゅわと冷えた炭酸が喉に心地良かった。
前の人、戻ってくるといいな。
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