設定解説

設定解説①マモノと魔法について

 本作にはドラゴンやオークといったファンタジー小説ではお約束のモンスターが一切登場しません。

 作者が構想した異世界ニビルの世界観に沿ったオリジナルのモンスターばかりになるので、その設定について解説ページを設けました。


1.マモノ

 異世界ニビルでは、クマやオオカミのような地球と同一の生命体が生息しており。

 それらの生命体の中で非常に低い確率だが、先天的に魔力器官と呼ばれる。肉体に魔力を供給する器官を持って生まれるものが存在します。

 魔力器官を持った生命体は、成長はするが老化はせず、また魔力器官に宿った属性に応じた魔法を使うことが可能。

 また、魔力器官の影響によって肉体が巨大化・小型化・変形するものも多く。

 原種となった生物と全く違う姿となったマモノも少なくない。


2.マジン

 魔力器官は自己保存のため生物の肉体を侵食する性質を持っている。

 それを利用して他の生命体がマモノから魔力器官を奪い、自分の肉体をマモノに変えた者のことをマジンと呼ぶ。

 魔力器官の略奪を行うのは主にニビルの知的生命体だが、マジン化の成功率は非常に低い。

 魔力器官を肉体に取り込んだ場合、激しい拒絶反応により80%以上の確率で実施者は短時間で死亡する。

 運よく生き残った場合でも、肉体をマモノに変えたあとに自我と記憶が正常に残っている確率は約0.1%だと言われている。


3.マモノの属性

 マモノの持つ魔力器官は生態属性7種と自然属性7種を有しており、属性の組み合わせによってマモノが使用する魔法の種類が決定される。


生体属性 マモノ・マジンの生物としての性質を示す属性

①獣属性 哺乳類を原種とするマモノの属性

②竜属性 恐竜・鳥類を原種とするマモノの属性

③虫属性 節足動物が原種となるマモノの属性

④水属性 水棲生物が原種となるマモノの属性(魚・水棲爬虫類・水棲哺乳類は水属性となる)

⑤草属性 植物が原種となるマモノの属性

⑥石属性 ケイ素生命体が原種となるマモノの属性

⑦ゴースト属性 幽霊を分類する属性(原種は存在せず、ニビルに存在する幽霊は全て後天的に魔力器官を得たマジン)


自然属性

⑧火属性 火を放つ。他の物質を加熱する魔法が使える属性。

⑨風属性 空気の流れを操る魔法が使える。大気中の酸素濃度を変化させることも可能。

⑩土属性 土や砂を自由に動かす魔法が使える。地中のエネルギーを吸収してエネルギーや魔力を補充することも可能。

⑪毒属性 生物を殺すための毒を作り出す魔法。薬を作ることも可能。

⑫金属性 金属の形を自由に変えることが出来る魔法。金属の分子結合を変化させて異なる金属に作り替えることも可能。

⑬雷属性 電気エネルギーを発生させることが出来る魔法。情報を電気信号に変えて遠方に送信することも可能。

⑭氷属性 空気中の水分を凍らせる。他の物質の温度を低下させる魔法が使える。


4.魔法について

①肉体強化系

・筋力強化   パワーとスピードの上昇

・肉体剛性強化 外部からの衝撃に対する耐性の上昇

・思考速度強化 脳の思考速度と、神経の情報伝達速度の上昇

・知覚強化   5感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)の機能上昇

・治癒力強化  自分の自然治癒力を上昇

・天眼     魔力を感じる霊感の機能を上昇


 肉体強化系の魔法は生体属性の種別を問わず使用可能。ただし、属性の種類によって特異不得意がある。

・獣属性、竜属性 筋力強化・思考速度強化が得意

・虫属性     肉体剛性強化・知覚強化が得意

・水属性     筋力強化・知覚強化が得意

・草属性     肉体剛性強化・治癒力強化が得意

・石属性     肉体剛性強化・思考速度強化が得意

・ゴースト属性  天眼が得意


※各属性の魔法については後日追記します。

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