第7話 ラグビー名誉の負傷
ソファーに長々と足を延ばし、背伸びをしたら裾の短いTシャツから臍が見えた。
首をソファーの手すりに乗せて仰け反ったら車椅子に乗って淀を見詰める泰一と眼が合った!
「イヤ!」慌ててソファーから起き上がり上半身を泰一の方へ向き直した。
Tシャツの裾を下へ伸ばしがら「どうしたの泰一さん?」yと聴く淀を一瞥して、「変わったよな淀?」う、うん。
と頷く淀は嘗て結婚まで約束していたのに余所余所しいと言われた様な気がしていた。
「だって、」下を向きながら話をする淀は少しも変ってなくて・・・。
「あの・・・。」
ラグビーの事故で負傷したから。」
言葉を選びながらもやっと言えた自分に拍手を送っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます