第2話パニックを引き起こす治療・・・

繁々と鼻の上から下、下から上、繰り返し眺めた後で、半開きの口が全開に、そしてもっと大口を開けてアゥワワワワツ!アッ!アッ!アッ!アーッと、頭を抱えホームエレベーターに乗り込み二階へと上がって泰一の部屋の片開ドアをカチャリ、バタン!と、強めに叩きつけ閉まった。

「はー、疲れた。」寝てない。

ダイニングテーブルに両肘を突き目を閉じる。

 5分程度して再び眼を開けた。

「眠る所だったわ。危ない危ない。」

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