コンテスト 五位でも自慢 わが息子
コンテスト 五位でも自慢 わが息子
先生の勧めで、長男はコンテストに出場することになりました。子供の部、大人の部、プロの部の三部門。子供の部は合計6人の参加者がいました。7歳の誕生日を目前に控えた長男はその中で最年少、他は十歳以上のお兄ちゃんばかり。
審査は二分間のランを一人二回ずつ、どちらか点数の高い方が得点となります。その頃長男はショービットとボンレスを習ったばかり。息子はそのランにボンレスを採り入れました。
大勢の人の前で何かを披露するのは初めての息子。しかしどうしてどうして、堂々と滑っているではありませんか。マイクで声高に鳴り響くアナウンス、観客たちの歓声、そんなものにも物怖じしている様子はありません。
キメ技のボンレスは決まりませんでしたが、立派なランに親は感動です。結果は6人中5位でしたが、息子はそれが誇らしく思えたようで、「僕、5位だったんだよ!」と知人たちに自慢していました。そんな我が子を見て、ああ、こういう感覚って大切だなと教えられました。
景品のTシャツは大人サイズでまだ着れませんが、息子は宝物のように持っています。
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