青痣や 妻の口から もうやめて
スケートアカデミーとは別の講習会に、親子で参加しました。その中の課題に坂道下りがありました。度重なる転倒で既にトラウマになりかけていた僕ですが、先生もついてることだし、チャレンジしました。
その坂は、いわゆるセクションではなく、通り道としての坂道でした。路面はザラザラしていて、スピードが出にくくなっていました。
僕はビビっていましたのであまり助走つけずに坂を下ります。ところがザラザラ路面でブレーキ気味になり、途中でつんのめってしまいます。何度か試してみましたがうまくいきません。
僕はまくられるのが怖くて、重心を低く、前方荷重を極端に意識していました。それで進まないのかと思い、今度は膝ピンで棒立ちに近いスタンスで下りてみました。
すると、足がボードに持っていかれ、スッテンコロリン。見事にまくられました。今回は尻もちをつくような転び方で、臀部に痛みが走りました。
「大丈夫ですか!?」
心配そうに言う先生。
「ええ、大丈夫です。腰にもサポーターつけてますから」
そう、当時は腰にもサポーターをつけていました。強がれる程度には耐えられる痛みでしたが、またもやコケてしまった精神的ダメージは絶大。やがて臀部が張ってくるのがわかりました。1時間後にはパンパンに腫れて来ました。
家に帰ってズボンを脱いでみると、内出血が広がって、タトゥーと見間違えるほどの、巨大な青痣が出来ていました。痛みよりも、見た目のインパクトがすごい。
それを見た妻は、眉をひそめ、
「もうやめたら?」
……当然のリアクションですね。
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