☆お誕生日☆きゅいあ生誕祭
「お前らぁー! 今日、10月31日はきゅいあ様の誕生日だぞー!!! 盛大に祝え!」
:なぜだろう。おめでとうと書いた手を反射的に止めてしまった
:さて、外のハロウィンパーティーに混ざってくるか
:逆にすげーな、こんなにおめでとうをやめさせることができるの
:まぁでも、きゅいあは誕生日でも平常運転でちょっと安心
:お誕生日おめでとう! ¥5000
:おめおめ ¥9191
:きゅいきゅいってめっちゃいいな ¥9191
:おめっとさん! ¥9191
:おめでとー! ¥9191
「おーおー! スパチャもたくさんありがとな! あ、ただきゅいきゅいはゴロはいいかもだけど結構な金額だからほどほどにな?」
:わかった! ¥9191
:確かに高いよな ¥9191
:¥9191
:忠告とは
:もはや無言スパチャまでいるしw
「あれ、これ逆に火種投下しちゃった系……? でもマジでほどほどにな? ってわけで早速本題だ! 今日は誕生日記念ということで凸待ちやりつつ、待ってる間に大量に届いてるカステラ返してくぞー! 早速1つ目!」
@お米一粒に7人の神様がいるから残さず食べろって言われてきたけど、神様いるなら食べづらいと思うんですが……@
「それはそう。全員神殺しじゃん」
:確かに
:フッ……俺は神殺しの異名を持っていたのか……
:それ嬉しい……?
:1食3000粒だとしても1回で21000人の神食い殺してんのか……
:明日から米禁止令だそう
「俺まさに今日米食ってたんだが? 次!」
@これを見たということは今あなたの後ろに私がいるということです@
「みんなと生誕祭を迎えられて嬉しかったぜ! んじゃ、次は来世でまた!」
:諦めるまでの判断が早い
:これには鱗◯さんもびっくり
「それじゃ次……っと、一人目が来たぞー! お前らだれだと思うか?」
:別の端末から入ったお前本人
:お母さん
:彼女……あっいないか
:女友達……あっいないか
:ほんとは誰もいないけど効果音で誤魔化してる
「ひでぇ! ちゃんと実在する人ですー。というわけで一人目、そうらさんだぁ!」
「どもどもー」
:一人目そうらさんはちょっと以外
:それ。絶対零くんだと思った
:きゅい零がまさか1番じゃないとは
「ふふん。わたしは偉いからね。長考はしたけど同期の誕生日にはさすがに行くべきかなって」
「長考はしたのか……。条件反射的に来てほしかったんだけど?」
「変態さんには条件反射的に逃げるようにしてるけど?」
:やっぱこの2人いいわー
:圧倒的そうらんの強者感
:煽り能力の高い2人の言い合いほど面白いものはない
「それはそうと、きゅいあさん。わたしにプレゼントは?」
「俺が誕生日だが……?」
「いやいや、どこかの国では誕生日の人がお世話になった人にプレゼントするっていう風習があるから」
「ここ日本だが?」
「知らないけど」
「知らねえのかよ!!!」
「それじゃわたしこの後用事あるから」
「え、俺の生誕祭より大事なやつ?」
「1000:0で生誕祭より大事なやつ」
「そこまで言うなら仕方ねえか……。というわけで一人目はそうらさんでしたー!」
「ばいばーい。よし、ソシャゲのハロウィン限定イベントまわさなきゃ」
「ちょっと待てやごらぁ! クッソもう抜けてやがる!」
:さすがそうらん。通常運転
:たしかにわかる。限定イベ大事
「おっ、もう二人目も来てるぞ? それじゃ自己紹介お願いしまーす!」
「おう! ちーっす! ミックスライブ2期生、頭脳明晰の仁ちゃんだぞ!」
:誰が頭脳明晰じゃ
:正反対に存在してる人が何か言ってます
「もう既にめちゃくちゃ言ってくれてんな?! 今日はそうじゃないことを見せてやろう……!」
「と言いますと?」
「うむ! さっきこの配信で米粒の神様の話があったろ? 俺にはとっておきの意見があるぜ……!」
「おぉ! マジすか?! なんですか?!」
「フッ……それは、神様を避けて食べる、だ! 決まった……!」
「やっぱ馬鹿じゃねえかこいつ」
:きゅいあは容赦なしにタメ口使うなw
:一応先輩ぞw
:気持ちは分からんでもないが
:避けて食べる……その発想はなかった(思いつこうとも思わなかった)
:なに、実体があると思ってんの?
「そうか! 確かに実体がないのか。くっ……惜しかったな……」
「どこがや。かすりもしてねえわ」
この後、もう数人が凸してくれ大熱狂のまま生誕祭は幕を閉じた。
《あとがき》
10月31日はきゅいあさんの誕生日です!
読者の皆さん! 盛大に
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