閑話.人気VTuberによる配信凸
〜〜〜
「ふわぁ……やっと歌みた動画撮り終わった〜! って、もう9時かぁ……」
私──
今日も今度出す歌ってみた動画撮ってたら遅くなっちゃったなぁ……。
自分で言うのもなんだけど、別にそこまで歌が下手だから時間がかかったわけじゃなくて、ただただ私のクリアラインが高いだけな気がするけどね!
まぁでも、こうやって疲れ切って夜遅いときは。
「他の個人VTuberさんの配信を見るに限るねっ!」
私は他のVTuberさんの配信を毎日見ている。おそらく、他の誰よりも個人VTuberを見てる自信があるんだよね。
他の企業の子でもいいんだけど、個人はなんか癒やされるんだよね〜!
「あ、初配信の子いるじゃん!」
名前は……神宮寺零、かぁ。
黒髪で片目が隠れてて、執事服を着た男性VTuber。うん、すっごいかっこいい。
「他の子も居るし、初配信の子もいるけど……せっかくだしこの子見てみるか!」
そう自分に言い聞かせて、配信を開いてみる。
『それでは早速始めます! 初配信なのでいろいろ決めていきますよ! 今日決めることはこちら!』
……え? 声もかっこよすぎない?
イラストがとてもかっこよく書かれているのに(あとでイラストレーター調べるかっ!)、そのイラストに負けないイケボさ。
うーん、推せる!
〘えっ!? まだ何も決まってないのに!?〙
ん? なんか困ってない?
推しが困っているのに助けないとかありえないよね!
──そして配信に至る。
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