金木犀

また この季節が来た

初めてこの花の薫りを嗅いだ時

鮮やかに覚えている

沢山の金木犀の街路

胸一杯に薫りを吸い込んで


金木犀は聞いたことがあるけれど

薫りまで知らなかった私は

この季節を待ち焦がれるほど

金木犀の薫りが好きになった


フリージアもいい匂い

薔薇だって負けてない

ラベンダーも素敵

全部違って全部いい


人間も一緒 

君は君らしくあればいい

君は君しかいないのだから

君という人は君だけなのだから

この世にたった一つ

咲き誇る一輪の華となれ

たとえいまが蕾であったとしても

蕾も美しい華となれ

自分の咲き方をみつければいい

大きいことじゃなくていいから


一度きりしかない今の旅程

やりたいことやろう

出来ない中でも出来る事が

必ずあるはず

悩みの80%は余計な心配

実際起こらないであろうこと

今心配しても仕方がない取り越し苦労

そんなことより一歩進まないと

どっちにしても進まないから

勇気を出して一歩踏み出したら

違う世界が君を待っているかもしれない

だから俯いてしまわないで


金木犀の季節

また見れるだろうか

あの街路に溢れる

沢山の金木犀の森を



 


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